ニホニウムを発見した理化学研究所への道「ニホニウム通り」|和光市

普段通り和光市駅を訪れると、道の途中に以下の元素記号プレートが道に埋め込まれていました。

元素記号プレートをよく見ると「113番元素ニホニウム発見のまち 和光市」と記されています。中学校の理科で「すいへーりーべー」と覚えた元素記号。懐かしくなってしまい、元素記号プレートが埋め込まれている道をたどってみました。

今回、和光市で発見された新元素ニホニウムを掲げたシンボルロードである「ニホニウム通り」をご紹介します。

和光市駅南口からスタート!

和光市駅を南口から出ると、緑色の和光市駅周辺案内図やおしらせの看板があります。
案内図の上に乗っているのは、和光市イメージキャラクターの「わこうっち」です。看板の裏を覗いてみると、元素周期表が現れました。

中学校の理科の教科書に載っていましたね。とても懐かしく感じました。元素周期表の中の右下あたりに黄色に光る「Nh」という元素記号があります。このNhがニホニウムです。
緑の看板に向かって左に歩くと、「ニホニウム合成・発見記念碑」を発見しました。

「ニホニウムは2015年12月30日、国際純正・応用化学連合により新元素と認定された」などと記念碑に書いてあります。理化学研究所和光研究所(理研)で森田浩介博士を中心とした研究グループが新元素「ニホニウム」の合成に成功しました。日本って名前が付くなんてすごいですね。

和光市の理化学研究所でニホニウムが発見されたことから、和光市が113番目元素ニホニウム発見のまちと言われています。和光市で新元素が発見されたなんて驚きです。

ニホニウム通りを歩いてみよう!

「ニホニウム合成・発見記念碑」の前、和光市駅南口から出て左の道の下を見ると、H水素の元素記号プレートが埋まっていました。銅の元素記号プレートは道に沿ってHeヘリウム、Liリチウム、Beベリリウムと続いています。

元素記号は全部で118種類です。とんでもない量ありますね。元素記号118種類のプレートが和光市駅から理化学研究所までの道に埋まっています。
元素記号プレートを追っていきます。最初の方は中学校の理科で習った元素記号ばかりで、懐かしいと思いながら歩いていました。

元素記号プレートを目印に道を歩いていきます。Caカルシウムまでは覚えていましたが、その先は知らない元素ばかりでした。途中Cu銅やAg銀など知っている名前の元素記号や面白い名前の元素記号がたくさんありました。下を向いて歩きすぎないようにご注意ください。

道を進んでいくと、東京外環自動車道(外環)の近くにNhニホニウムの3Dモニュメントがありました。

横に理研のロゴが彫られていて立派できれいなモニュメントでした。3Dモニュメントを過ぎて、信号を右折します。あとはまっすぐ進むだけで、理化学研究所にたどり着きます。
信号を渡ってすぐ周期表のモニュメントを見つけました。

ニホニウムだけが周りと少し違う色で輝いていました。その先の道をどんどん進んでいきます。知らない元素記号が多いですが、聞いたことの無い名前の元素記号を見ながら歩くのは結構面白いものです。

途中歩道橋を2回渡ります。歩道橋にもニホニウム通りと下に書いてあるので、迷わずに理化学研究所まで歩いて行けますね。

ゴールは理化学研究所!

2番目の歩道橋渡ると理化学研究所の西通用門にたどり着きました。あと少しでニホニウム通りも終わります。

元素記号プレートをたどると、理化学研究所の入り口の前にちょうどニホニウムの元素記号プレートがありました。ぴったり理化学研究所の入り口でニホニウムがあることに感動しました。

ニホニウムが113番目で元素記号は全部で118種類なので、ニホニウムの先に少し元素記号プレートがあります。しかし、すぐに118番目のOgオガネソンを見つけてニホニウム通りは終わりました。

118種類も元素記号があったとは思えないくらい、あっという間に終わりました。知らない元素記号ばかりでしたが、面白い名前の元素記号がたくさんあって楽しかったです。

ぜひ和光市を訪れたときは「ニホニウム通り」へお立ち寄りください。

ニホニウム通り
住所:埼玉県和光市本町~埼玉県和光市広沢
アクセス:東武東上線・東京メトロ有楽町線・副都心線 和光市駅南口すぐ~徒歩約15分

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。