人間国宝の作品に触れられる!朝霞の穴場スポット「丸沼美術サロン」

皆さんは、「日本の現代アート」と聞いたら誰を思い浮かべますか?

私は「村上隆」さん、ですかね。

やはり有名ですよね。

実は、あの有名な村上隆さんが20年近く制作の拠点としていた場所、それが朝霞市「丸沼芸術の森」です。

あの芸術家が朝霞で活動されていたとは…。驚きました。

その「丸沼芸術の森」に隣接する「丸沼美術サロン」ではコレクションの一部を鑑賞することができます。

ちなみに、フランスでは宮廷や貴族の邸宅を舞台にした社交場のことを「サロン」と呼び、「サロン」という名の社交場に集まって会話を楽しんだと言われています。
美術館は作品を鑑賞するだけですが、「丸沼美術サロン」では、作品を楽しみながら交流が生まれるかもしれませんね。

サロンは、前回ご紹介したパン屋「アンジュール」さんのお隣にあるこの建物。

外からはまったく中の様子がうかがえず、謎に包まれています。
さっそく中へ入ってみましょう。

100年以上の歴史を持つ梁が、令和の時代に活かされる

緊張しつつ建物の扉を開けると、明るいエントランスが広がっていました。

「わぁ~…。」と圧倒されていると、

「いらっしゃいませ~」と、やさしい声で女性が出迎えてくれ、さらにスリッパを出してくれました。初めての体験に、ドキドキが止まらない!

出されたスリッパに履き替え、中へ進むとそこには…

木のやわらかい色合いと、吹き抜けの天井からふりそそぐ自然光、温かい色味の照明が相まった美しい空間が広がっていました。

重厚感あるあの外観からはまったく想像できない内装です。

この立派な「梁(はり)」は、100年以上の歴史を持っています。
(以前上内間木にあった、かやぶき屋根のお蕎麦屋「かつみや」さんの梁を再利用しています。)

「シックな色合いがまたカッコイイ…。ずっと眺めていたい…。」

誰も来なかったら一人でずっと梁を見続けてしまう勢いでした。

さて、サロン内を見て回りましょう。

サロンの中には、日本画・洋画・工芸・彫刻が展示されていて、それぞれ作品の前に「AD CORE(エーディコア)」のテーブルやイス、ソファが置かれています。
家具やインテリアにもしっかりこだわっていて、建物の中を含め、すべてが作品のような感覚です。

今回私は、工芸に囲まれたゾーンのテーブル席につくことに。
カフェメニューを注文したあと、しばらく作品を眺めて待っていました。

人間国宝がつくった○○に触れられる時間…

こちらが、「丸沼美術サロン」で食べられる「抹茶セット」です。

洋の「バームクーヘン」と和の「抹茶」。これぞまさに和洋折衷。

それぞれ、

左上:にんじんバウム
右上:ソフトバウム
左下:抹茶バウム
右下:ハードバウム

となっています。

このバームクーヘンは「丸沼美術サロン」で焼かれています。(タイミングが合えば焼いているところを見られますよ!)
また、素材にもこだわっていて、埼玉県産のブランド卵「彩の国」が使われています。
食べてみると、しっとりふわふわ。香りも良く、程よい甘さです。

そして、舌先にバームクーヘンの甘さが残っているところに、ズズッといただくお抹茶がこれまたおいしい。
これは大人の楽しみですね。

ちなみにこの器は、人間国宝・加藤孝造さんの作品。

人間国宝の作品と聞くと緊張しちゃって落としかねない!なんて思っていましたが、持ってみると手にしっくりなじむ…。

ガラスのようにピカピカで艶やかな表面、そして桜色が美しい。

かつて戦国武将たちが、良い茶器を漁っていた気持ちがわかる気がします。

オルゴールの音色に癒されて…

サロン内には、オルゴールも置かれていますよ。

こちらはクルミの木で作られたオルゴール。クルミの木は硬いため音がすごく反響します。

オーナーが音楽をかけていたのでちょっと拝見。

オルゴールの音色を聴きながらゆっくりと過ごす時間はなんとも贅沢です。

音も素晴らしいですが、繊細さを感じる象嵌(ぞうがん)もぜひ見てください。

職人技が詰まった「丸沼美術サロン」に、皆さんもぜひ足を運んでみてくださいね。

丸沼美術サロン
住所:埼玉県朝霞市上内間木789
アクセス:東武東上線朝霞台駅、JR北朝霞駅から徒歩約45分
または、東武東上線朝霞駅東口より内間木行きに乗り、丸沼バス停下車徒歩5分
※バスは「朝霞駅」からしか出ていません。
TEL:080-7848-2728、または048-456-3502
営業時間:10時~16時
定休日:日曜日・月曜日・祝日

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。