富士見市と三芳町をつなぐ和菓子屋「むさし野」

みずほ台駅周辺を散策していると「端午の節句 柏餅」の文字が目に入りました。
もうそんな時期なんだなぁと、季節の移り変わりの早さに驚きながらお店の中を覗いてみると、おいしそうないちご大福やかしわ餅がショーケースに並べられているのが見えます。
いちご大福が大好きな私はさっそく、こちらの和菓子屋「むさし野」にお邪魔することにしました。

季節を感じる絶品のいちご大福

「むさし野」は東武東上線みずほ台駅西口を出て、大通りをまっすぐ8分ほど歩いた場所にある和菓子屋さんです。
スーパーや洋菓子店、美容院、クリーニング屋さんなどさまざまなお店が並んでいる中にあります。
お店に入るとたくさんの種類の和菓子が並んでいます。

ショーケースの中に並ぶかしわ餅は、こしあんや粒あんといった定番の餡以外にも、みそやゴマ餡などさまざまな種類が用意されていました。
その横にもいちご大福や桜餅など、春の季節を感じる商品が並んでいます。

実際にいちご大福を購入し、持ち帰っておやつにいただきました。
いちごは大福から大きくはみ出すぐらいのサイズで、この時期ならではのみずみずしいいちごを堪能できました。
甘酸っぱいいちごと、ほんのりとした甘さの粒あんが絶妙なバランスでとてもおいしかったです。

ショーケースの反対側に目を向けると、こいのぼりや兜などたくさんの端午の節句に関連する小物が飾られていました。
その近くにはこいのぼりの形をしたクッキーや、こどもの日のイラストがプリントされたガレットなど、こどもの日におすすめの商品が並べられていました。
店員さんに伺うと、この時期はかしわ餅や桜餅を買われていく方が多いそうですが、やはり定番は地名の入った焼き菓子だそうです。
その他にも、普段のおやつにちょうどよさそうな焼きだんごや、和菓子の美しさが光る生菓子も用意されています。

地名の入ったお菓子が定番!手土産に最適!

こちらの「むさし野」は富士見市と三芳町のちょうど境目付近に立地しています。
そのため、取り揃えている商品も富士見と三芳の名前が入っているものが多く目に入りました。
特におすすめは三芳町でとれるさつまいもを使用したみよしのポテトや、富士見の名前が入ったふじみ散策、富士見サブレだそうです。
地名の入った焼き菓子は、手土産で持参することで話題にもあがりやすく重宝しますね。

また、富士見市のマスコットキャラクター「ふわっぴー」が使用されている「ふわっぴーといっしょ」というクッキーも取り扱っています。
プチギフトとしていろんな方にお渡しするのによさそうですね。

焼き菓子の中の一つに「こぶしの郷」という名前のお菓子がありました。
店員の方によると、近くに「こぶしの里」と呼ばれる観光スポットがあるそうで、こぶしの里にまつわるお話もいろいろと伺うことができました。
そのようなお話を伺うことができるのも、地域に根付く和菓子店ならではですね。

赤ちゃんからご高齢の方まで幅広く支持される「むさし野」

こちらのお店では一升餅も取り扱っているそうです。
一生餅とは、生まれてきた赤ちゃんの1歳の誕生日を祝う行事に使用する、一升分のお米からできた丸餅のことです。赤ちゃんのこれからの健康を願う大切なお餅です。
店内の壁には、こちらのお店で一升餅を購入された方の、お祝いの写真と一言メッセージが何枚も並んでいました。
そのブースから、たくさんの赤ちゃんが初めての誕生日を祝福されている様子が伝わり、こちらまで幸せな気持ちになり、ついつい微笑んでしまいました。
赤ちゃんからご高齢の方まで、この地域に欠かせないお店であることを肌で感じることができる、ステキな和菓子屋さんでした。
ぜひ一度「むさし野」へ、足を運んでみてくださいね。

和菓子処 むさし野
住所:埼玉県富士見市西みずほ台3-11-6
アクセス:東武東上線「みずほ台駅」より徒歩約8分
TEL:049-251-9177
営業時間: 8:30-19:00
定休日:水曜日

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。