「敷島神社」
毎年7月、敷島神社祭典が開催されているので、
この神社は皆さんにもお馴染みの場所ではないでしょうか。
では敷島神社の境内にある、富士山に似せて造られた「田子山富士塚」はご存知でしょうか?
つい最近までこの富士塚の存在を私はあまり認識していなかったのですが、
知らぬ間に凄いことになっていました。
先日、敷島神社に立ち寄ったときのこと。
境内には楽しそうに過ごしている親子がいたり、風鈴が飾られている場所があったりと、
いい雰囲気です。お祭りのとき以外に来ることがなかったので、なんだか新鮮な感じです。
風鈴の音色を楽しみつつ境内を散策していると「こんにちは」と、赤い帽子をかぶり、
穏やかな雰囲気をした60代くらいの男性から声をかけられました。
帽子には田子山のマークが入っているように見えます。田子山富士保存会の方でしょうか。
挨拶を返し散策を続けているたところ、その穏やかな雰囲気の男性が富士塚のパンフレットを
渡してくれました。
その際に、田子山富士塚は令和2年3月に国から「重要有形民俗文化財」に指定されたと教えてくれました。
なんでも、富士塚として良好な状態で保存されていることや、山開きやお焚き上げなどの神事が継続していることなどが高く評価されたそうです。
地元に国指定の文化財があるなんて、なんだか誇らしいですね。
もらったパンフレットを見てみると、富士塚の山道が手書きで図解されています。
山道には不動尊像や大願成就碑など113もの石造物が置いてあるようです。
石碑にどんな彫刻がされているのか、石像はどんな表情のものが置かれているのか
とても気になります。
ここの富士塚、普段は入山もできますよ。
今回私は時間がなくて立ち寄れませんでしたが、次来るときは時間を作って入山したいと思います!
住所:埼玉県志木市本町2-9-40
交通:東武東上線志木駅から徒歩25分
TEL:049-251-7520