新座の天然酵母パン「なじらいや」はたくさんの魅力がつまったお店♪

「なじらいや」さんは、新座市でもめずらしい天然酵母パンを販売するお店です。お店の場所は、駅から近いわけでもなく商店街の中にあるわけでもなく、どちらかと言えば不便で目立たないところにあります。

でもそんな立地にあっても車で買いに来たり、フラッと買いに訪れたりするお客さまがいる魅力のつまった小さなお店。今年で11年目だそうで、目立たなくても小さくても長く続く理由がそこにはありました。その魅力をご紹介します!

天然酵母との出会いは、子連れOKなパン教室

パン作りのきっかけを伺ったところ、オーナーが出産時にお世話になった助産院で、子連れでも学べるパン教室があったそうです。そこでイーストを使ったパン作りを学んだのが始まりでした。

パン教室では、天然酵母を使ったパン作りの作業工程を見ることができたそう。天然酵母に興味を持ったオーナーは、半分独学で学び試行錯誤の末に天然酵母の生地を作れるようになりました♪

小麦粉、ビワ、水、砂糖を使って発酵させる天然酵母パンの生地。この生地をイースト代わりに混ぜ込んでパンを発酵させるそうです。

天然酵母を育てる日々から小さなパン屋さんへ

「天然酵母は生き物だからごはんをあげると、どんどん育つんですよ!」

どんどん育つ天然酵母を使ってパンを作っていたら、「毎日パンばかり食べられない!」と家族から悲鳴が(笑)。そこで「パン屋さんをやってみたら?」というご主人の一言がきっかけとなり、ご主人の仕事場の一角が小さなパン屋さんとしてオープンしました。

こだわりの材料で作られるパン

なじらいやが使う原料は、埼玉県産の小麦や群馬県産の全粒粉などしっかり明記されていて、素材にこだわったパン作りをされているのだと感じました。今回私が購入したパンは、以下の3つです。

  • ソーセージロール(180円)
  • シナモンロール(180円)
  • 梅クリームデニッシュ(180円)

(※クラッカーはおまけでいただきました♪)

ソーセージロールは、子どもがパクパクッと食べてしまいました(笑)。シナモンロールは、シナモンのたっぷり染み込んだ生地がシャリッとした食感で、後のせするクリームは程よい甘さ。コーヒーと共に食べたいなと感じるおいしさです。

そしてもう一方の梅クリームデニッシュ。いわゆるパン屋さんで見かけるサクサクとしたデニッシュ生地とは、ちょっと違うデニッシュパン。中に入っている梅クリームのさわやかな酸味がパンとの相性もよく、こちらもおいしかったです!

「なじらいや」ってどんな意味?

新潟弁に「なじらー」という言葉があるって知っていますか?お店の名前は、その言葉が由来しています。なじらーという言葉は、新潟県では挨拶の言葉で「ごきげんいかが?」「元気?」というような意味を持つそうですよ。私は全然知らなかったのですが、新潟の方にはなじみのある言葉なんですね!

パン屋さんがコミュニティの場に

お店を見渡してみると一角には、かわいい編みぐるみを販売していたり、不要になったものをお客さまにリユースしたり。ちょっとしたコミュニティの場にもなっていました。パンを買いに訪れた際に、何か掘り出し物を見つけられたらラッキーですね!

営業は週4回、営業日はSNSで要チェック!

ブログ(najiraiya.blog.fc2.com)、Facebook(facebook.com/najiraiya)、X(@najiraiya) の3つで情報発信しているので、ぜひ営業日をチェックしてからお越しくださいね。パン屋さんの入り口は、赤い階段の先にありますよ!営業中の看板が目印です。

手作り感がいっぱいの小さなお店は、魅力がたくさん詰まっているステキなお店でした!天然酵母パンを味わったことがない方には、ぜひオススメしたいです。気さくに話してくださるオーナーに、ひと言「なじらー」と声をかけてみてくださいね!

なじらいや
住所:埼玉県新座市畑中2-16-27
アクセス:JR武蔵野線 「新座駅」 徒歩約50分
TEL:080-2152-5907
営業時間:10:00-16:00
定休日:月・木・日(不定休あり)

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。