五穀豊穣、学業成就!隠れ家のようで気持ちの良い、宗岡地区の鎮守「天神社」

志木の中でも駅から離れた宗岡地区。駅から大分距離がありますが、市役所にいろは橋周辺の気持ちの良い環境、点在する隠れ家的なおいしいお店。

以前ご紹介したせせらぎの小径もあり、のんびり散策するのにはとても気分の良いエリアです。

今日はそんな宗岡地区にある「天神社」をご紹介します。

入口はいろは通り沿いの石柱が目印!

「いろは橋」バス停の真ん前に、「鎮守 天神社 氏子中」と書かれた石柱があります。
この路地を入っていくと、

ちょっと、コープさんと時間が重なってしまって…鳥居が隠れてしまっていますが、見えてきました。石柱から100mほどでしょうか。

通りから1分で到着です、天神社。

遊具もあり、ちょっとした広場もあり、なんだかとても懐かしい気持ちになります。

菅原道真公と五穀豊穣でなんだか得した気分に…

鳥居のところの説明書きによると、この神社の祭神は学問の神、菅原道真公。配祀神として春日大神と八幡大神が祭られているそうです。
創立の年代はわかっていませんが、一説では江戸の湯島天神を分祀したものではと言われているようです。

菅原道真公、湯島天神と聞くと、やはり学問の神様かな、と思いますよね。
もちろん、それはそうなのですが…。

江戸時代に、野火止用水から新河岸川を通して、この宗岡地区の治水が進んだそうです。この神社のそばのいろは橋(志木市役所のそばでもありますね)は、いろは樋という掛樋があった場所のようで、そのいろは樋のおかげで宗岡地区に水田が広がり、栄えていったということです。

なので、学問の神様としてより、この地を見守る五穀豊穣の鎮守の神として、地元の人々から信仰されてきた神社なのですね。

すぐ近くの農協や歴史ある米屋さんもありますね。

遊具に広場、誰にとっても懐かしいような場所

最初の鳥居をくぐって右には、遊具が広がっています。

カラフルなすべり台にブランコ、鉄棒。可愛らしいシーソーに砂場。どれも懐かしい感じがします。夕方、日がくれるまでここで遊んでいたような…もちろん場所は違えど、誰もがもっている思い出の中のようです。

遊具の奥には、あまり大きくはないですが広場があります。
夏にはここでちょっとしたお祭りもできそうですね。

まっすぐ進むと天神社のお社。この参拝の作法の看板がちょっとうれしいです。

二礼二拍手一礼、わかってはいるんですが、なぜかお参りのときに「あれっ?こうだっけ?」となること、ありますよね。お賽銭の額ってこれでいいんだっけ…とか。

階段を上って、右には八坂神社。

真ん中、奥には境内社の稲荷社があります。

そして左には、

天神社です。格子に組まれた佇まいがすてきですね。

そばには大きな社務所も建っています。
昔は、子ども会の集まりや夏の朝のラジオ体操にも使われていたんじゃないかなぁ、と思わせますね。

みんなのノスタルジーに働きかける、歴史ある神社。お散歩コースにいかがでしょうか。

天神社
住所:埼玉県志木市中宗岡1丁目4-36
アクセス:東武東上線志木駅 徒歩21分 志木駅東口バス停から、志01、志01-2、志03
、志03-2、志03-3、志05、志05-2、志05-3、志06、志80系統「いろは橋」バス停下車徒歩2分

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。