本だけじゃない本屋、朝霞市の「CHIENOWA BASE」で見つける自分だけの楽しみ

今回ご紹介するのは朝霞市の本屋さん、「CHIENOWA BASE(チエノワベース)」。
朝霞駅構内にあった店舗で10年以上親しまれてきましたが、2023年に市役所通りに移転、リニューアルオープンしました。

普通の本屋とはひと味違う!個性ある新店舗をご紹介

入店すると店員さんの「こんにちは」という明るい声!

そしてまず目に留まるのは、本…ではなく、かわいいアクセサリーや小物。
こちらは「クリエイター専用のシェア本棚」です。

1つ1つの箱には、それぞれ異なるクリエイターの制作物が並べられています。
作品を販売する場が欲しい人に向けて、月額2000円(目線の高さは3000円)でスペースを提供しています。
創作活動をしている人の応援を積極的に行っているのが、チエノワベースの特徴なのです!

充実の書店コーナー。書店員のおすすめで新しい本との出会いも!

書店スペースに進むと、人気の漫画が並ぶ新刊コーナーや、

本屋大賞コーナー。
ふらりと立ち寄っても話題の本が手に取りやすい仕組みになっています。
雑誌や文庫も多数あり、充実したラインナップです。

スタッフおすすめのコーナーには、映画化された小説特集や、ネコ本特集。
手書きのポップがかわいいです!

スタッフおすすめコミックコーナーにも、凝ったポップがたくさん!
作品への愛を感じます。

こちらは子ども本コーナー。
椅子もあるので子どもと一緒にゆったりと本を選ぶことができます。

春の絵本コーナーや、家族で遊べるカードゲームもあります。

本以外にもおもしろそうなものがいろいろあるので、親子で一緒にショッピングを楽しめますね!

2階はアートギャラリー、アーティストを応援しています!

2階はアートギャラリーになっています。

取材時の展示はアーティストの二歩さんによる「この壁どうする展」。

「乗り越えたい壁がある時、君ならどうする?」という物語の展示を見た後に、自分の「壁」は何か、その壁をどう乗り越えるか、を考えてみるコーナーがあります。

展示では例として「絵本を作る」という壁の乗り越え方を惜しみなく紹介していました。

デジタルも使用しつつ、手書き感を残すために鉛筆のタッチをパソコンに取り込んで重ねる手法も公開。
細かいこだわりが伝わってきます!

こちらは実際に印刷工場で絵本を擦ったハンコ。初めて見ました!

「絵本を作る」という壁を自身の工夫や、周りの人との協力、専門の技術で乗り越えた方法がよくわかる、見ごたえある展示でした。

こちらの展示スペースは、プロアマ問わず申し込み可能だそう。
これから作品を発表していきたい、駆出しのアーティストにもどんどん使ってほしいとのことでした。
アーティスト同士の紹介で展示が決まることもあるそうなので、今後もさまざまなジャンルの作品が見られそうです!

地元の方が集う場所として、ワークスペースの貸し出しもおこなっています

アートギャラリーの隣にはガラス張りのワークスペースがあります。
こちらでは日替わりで将棋教室や漫画サークルが活動中。
レンタル会議室として貸し出しもしているそうです。

5月から活動し始めた漫画サークル「チエコミ!」では顧問の先生の指導の元、ネーム作りから始めているとのこと。
漫画を描いてみたいけど何から始めたらいいかわからない!という方でも大丈夫。
画材から丁寧に教えてくれるそうです。

みんなで見せ合うのは恥ずかしい…という方のために、1階には充実の教本コーナーもありましたよ。

朝霞から未来のヒット漫画家が生まれるかもしれませんね!

お腹が空いたらチエノワへ!?食べ物も充実の本屋

ここまでも、普通の本屋とはひと味違うチエノワブックスをご紹介してきましたが、何といっても一番驚くのは、食品がおいてあるところ!

本と一緒に並ぶ、コーヒー、紅茶にお菓子。
読書のお供までここで揃えられるなんて、用意が良すぎます(笑)。

店長からラインナップのこだわりを伺うと、子どもも食べられる無添加のものや、フェアトレードコーヒー、地元企業のお菓子など、商品+アルファの価値があるものを選定して置いているそうです。

さらに!レジ横には地元で大人気のパン屋「朝霞ベーカリー」のチョココロネ!
取材日は雨だったので、レジ横での販売でしたが、晴れの日はお外での販売です。
朝霞ベーカリーの他にも日替わりでいろいろなキッチンカーが来てくれているので、毎日きても飽きずに楽しめますね!

また、月に1度は店外のスペースにさまざまなキッチンカーが集結する「チエノワ横丁」も開催されています。
キッチンカーの種類や開催日の詳細はインスタグラムで発信しているので、ぜひチェックしてみてくださいね。

店長いわく、チエノワベースが目指すのは「本だけじゃない本屋」。
ギャラリーの展示を見に来るだけでも、サークルに参加するだけでも、キッチンカーで食事を買うだけでもOK!

本に興味が無い人にも気軽にお店に来てもらって、本屋を身近に感じてほしい、という気持ちから本屋の枠を超えて多岐にわたる活動をしているそうです。

本を買おう!と気負わず、買い物のついでや仕事帰りに、ぜひ立ち寄ってみてくださいね!

CHIENOWA BASE(チエノワベース)
住所:埼玉県朝霞市本町2-7-27
アクセス:「朝霞駅」南口より徒歩約5分
TEL:048-450-6760
営業時間:10:00~20:00
定休日:無休
HP:https://chienowa-bs.com/
インスタグラム:https://www.instagram.com/chienowabase/

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。