志木駅東口から本町通りを16分ほど歩いたところに「ランチ」や「お食事処」ののぼりが立っている場所があります。
飲食店ではなさそうな店構えで前を通るたび気になっていました。
ランチはできるのでしょうか?伺ってみました!
飲食店?生活雑貨が売っているけれど…
生活雑貨が置いてあり、本当に飲食店?と思ってしまいそうなこちらのお店は「お食事処やまかく」。
お店の前にはほうきやすだれなどが売っています。
メニュー表が出ているのでこちらで食べることはできそうですが…。
中を覗いてみると、確かにテーブルとイス!
そしてごはんを食べている人が!
そうとなれば私も…ということで入ってみました。
13時半頃でお昼のピークは過ぎていたこともあり、席には余裕が。
「お好きなところにどうぞー」との優しそうな声に安心して席に着きます。
テーブルの上には外に出ていたものと同じメニュー。
定食メニューにカレーライス、ピラフにパスタもあります。
白米と玄米を選べるのもポイント高いですよね。
パスタは選べる5種類。
ケーキセットもあるようです。
杏ジャムをのせた手作りチーズケーキ、おいしそう~。
甘いものに目がいってしまいますが、お腹が空いているので今日はランチを。
ボロネーゼも食べたい…豚生姜焼きも食べたい…と迷いましたが今の気分は塩さば!
大きめサイズは+100円とのことでしたが、通常サイズでお願いします。
待っている間もいろいろ楽しめる空間
オープンキッチンなので作っているところも見えます。
どうやら、お母さんと娘さんで切り盛りしているお店のよう。
お料理を待っている間に店内を見渡すと、大きな絵が目に入りました。
向こう側の壁にも同じテイストの絵。
志木のシンボル、田子山富士塚やハタザクラが描かれているこの絵はお母さんのお知り合いが描いたもので、一般家庭に飾るには大きすぎるので…とのことでお店に飾ってあるのだとか。
とてもかわいらしい絵ですよね!
また、小学生の校外学習も毎年受け入れているようで、感謝の寄せ書きも貼ってありました。
地域に密着しているお店なのがわかります。
読んでいると、時間がすぐに経ってしまいました。
120年以上続く地域密着の荒物屋「清水商店」
聞けばこちらのお店、120年以上続く荒物屋「清水商店」さん。
10年ほど前に「お食事処やまかく」を始めたのだそう。
駅から少し離れたこのあたりにはあまり休憩できるところがなく、食事をしなくてもお茶を飲みながら少しゆっくりできる場所があれば…とお店をオープンしたのだとおっしゃっていました。
3年ほど前まではもう少し先に行った、「本格欧風カレーDEN’S」さんのある場所でお店を開いていたそうですが、「ぜひこの場所でカレー屋をやりたい」と言うDEN’Sのご主人に場所を譲り、今のところへ。
お店にあった荒物を片付けて食事ができるスペースを作ったとのことでした。
もちろん今でも入り口付近にはいろいろな雑貨が売っています。
志木市民にはおなじみのキャラクター、カッピーグッズもたくさんありました。
実はこのカッピー、清水商店のご主人が志木市商工会会長をしていらした平成18年に設置したカッピー像をモチーフに作ったキャラクターなのだそう。
ぬいぐるみやキーボルダー、シールやカッピーサブレ…本当にいろいろなグッズがあります。
カッピー好きの方、必見ですよ!
家庭的なお味にほっこり
さて、そうこうしているうちに運ばれてきたこちらが塩さば焼き。
ごはんと汁物、サラダ、小鉢がついています。
まずは汁物から。
前日まではお味噌汁だったようですが、冬瓜が手に入ったとのことでこの日は冬瓜汁。
とろとろでおいしい~!
出汁の味がすごくします。
サラダにはコーンや人参、もやしも入っていました。
小鉢は切り干し大根にこんにゃく、三角の黄色いのはなんだろう~と思ったら少し甘めの卵焼き。
甘い卵焼き、好きです。
そして塩さばは…。
脂がのっていておいしい!
レモンが添えてあるのも脂をさっぱりいただけていいですね。
次は生姜焼きも食べてみたいな~などと思いながら完食。
ごちそうさまでした!
こんなところに食事ができる場所が?と思って入ったお店は優しいお母さんと娘さんが切り盛りする温かいお食事処でした。
お昼時にはこの近くで働いている方などのお腹を満たしてくれそうです。
お腹が空いている方も、ちょっとお茶したい方も、そしてカッピーグッズが欲しい方も!
ぜひ一度、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
お食事処やまかく
住所:埼玉県志木市本町3-1-59
アクセス:東武東上線「志木駅」東口から徒歩約16分
TEL:048-471-3211
営業時間:11:00-15:00(L.O.14:30)
定休日:日曜日・月曜日・祝日
駐車場: 有り