新座ブランド認定酒を発信し続ける地元の酒屋さん「吉田酒店」

新座市野火止にお店を構える「吉田酒店」。地元から長く愛され、現在の店主は2代目となります。
10年前までは旧川越街道沿いにありましたが、新座駅周辺の道路が整備され、現在の場所に移転しました。

今回は、新座のブランド認定酒を多く取り扱うアットホームな酒屋さん「吉田酒店」をご紹介します。

新座駅から徒歩約10分 “野火止”の店頭幕が目印「吉田酒店」

新座駅南口から新座市役所 野火止公民館方面へまっすぐ歩くこと約10分。ふるさと新座館交差点を越えた少し先に吉田酒店はあります。星野珈琲店やはま寿司などの飲食店が集まる通り沿い、“野火止”と書かれた店頭幕が目印です。

多種類のお酒を取り揃えていますが、特に地元新座のブランド認定酒を発信し続けています。今回は店主の吉田さんに、新座ブランドのお酒をご紹介頂きました。

清酒 野火止

吉田酒店で取り扱っている新座ブランド酒が「野火止」。
2001年に野火止用水開通350周年を記念して発売された清酒です。地元米100%、仕込み水は新座市内の深井戸水を使用しています。

手造りで醸された無濾過のお酒で、芳醇な香りとコクのある野武士のような力強さが特徴。味のあるラベルは、発売元の店主の自作のものです。
醸造は、数々のコンクールで受賞歴のある越生市の佐藤酒造です。

さつま芋焼酎 指月喝(しげつかつ)

新座市内で育てられたサツマイモ(紅あずま)を100%使用した焼酎「指月喝」。
割り水には先述した野火止と同じく、新座市内の深井戸水を使用しています。ほのかな甘みを感じる上品な焼酎です。

ラベルは、野火止平林寺のご住職であった野々村玄龍老大師に書いていただいたもの。『指月』は野々村老大師の室号『指月庵』を意味し、『喝』は禅門でよく用いられる一切のものを払い除き叱咤する言葉です。
人生の悩みや迷いを断ち切り、明るく素晴らしい未来を……との願いがこめられています。

新座里芋焼酎 里神楽

こちらは少し珍しい里芋の焼酎「里神楽」。
農家さんの畑の片隅に積み上げられている里芋の親芋を、どうにか有効活用できないかと、苦悩の末にできあがった焼酎です。

新座の大地で育った里芋を原料に、黒糖酵母を使用。新座市内の農家さんの協力のもと、栃木県の名門酒蔵にて蒸留した焼酎は得も言われぬ旨味と奥深い香りが楽しめます。
新座市の無形文化財である「武州里神楽」から名前を付けたそうです。

新座クラフトビール

地元で愛され、新座を盛り上げるために2021年に誕生したのが「新座クラフフト」。

左から、

  • NAKAJI‘S PALE ALE:苦味控え目で飲みやすく、豊かで華やかな香りが特徴
  • NAKASI‘S IPA:クリアな飲み口でごくごく飲める、ほど良い苦味と柑橘系の爽やかな香りが特徴
  • NAKAJI‘S HELLES:軽い口あたりで麦の甘味、すっきり爽快でちょっぴりスパイシーな香りが特徴
  • NAKAJI‘S WEITEN:苦味のほとんどない、やわらかく甘いフルーティな香りとまろやかな味わいが特徴


地産地消を目指す、新座の工場で作られている“made in NIIZA”のビールです。

自分で飲むもよし お土産にも最適な地元のお酒たち

今回お邪魔した吉田酒店さん。小さい店舗ではありますが、新座愛にあふれた品ぞろえの酒屋さんです。
私自身、芋焼酎好きな友人へのお土産やPTA活動の打ち上げのゲームの景品として、清酒野火止を選んだり、何かとお世話になっている酒屋さんです。

今回紹介したお酒は全国的に有名ではないけれど、新座市民にとっては馴染み深いお酒です。その名前の由来や、地産地消の原材料へのこだわり。新座の文化も大切に思って作られていることを取材を通して改めて知ることができました。

新座にいらした際は、ぜひ吉田酒店で新座のお酒を手に取ってみてください。

吉田酒店
住所:埼玉県新座市野火止7-4-32
アクセス:JR武蔵野線「新座駅」から徒歩約10分
TEL:048-477-1148
営業時間:10:00-20:00
定休日:日曜日
駐車場:あり

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。
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らんまる
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新座在住30年。子ども3人、新座で成人しました!お世話になった新座をアピールできるよう、ステキなお店やスポットを紹介したいと思います。