和光市で贅沢な時間とおいしいパンが楽しめるベーカリー「R Baker」

みなさんが好きなベーカリー(パン屋さん)は、どんなお店ですか?

この和光市にも、たくさんのベーカリーがあり、そのどれもがおいしく個性が光っています。

そんな中でも私がよく立ち寄るベーカリーが、和光市駅の商業施設エキアプレミエ和光内にある「R Baker」(アールベイカー)です。

和光市駅に直結したお店なので、ご存知な方も多いのではないでしょうか?

ちなみに「ベーカリー」とは、パン・洋菓子などを製造・販売するお店のことです。

中にはコーヒーや紅茶などの飲み物、スープやサンドイッチなどの軽食を販売したり、イートインスペースをそなえたお店もあります。

「R Baker」は、まさしくイートインスペースをもった「ベーカリー」になります。

今回は、こちらのお店をご紹介しましょう。

「R Baker」のコンセプトとは?

2020年3月26日木曜日に、「R Baker エキアプレミエ和光店」はオープンしました。

木目を活かした店構えと、オシャレでこったパンたち、イートインもそなえつけられた完璧なベーカリーの誕生に、和光市にこんなお店ができるなんて!と、とてもワクワクしたことをおぼえています。

「R Baker」のパンは“飾ることなく素の自分でいられる場所”というコンセプトからもわかるとおり、自然を活かした酵母などの素材にこだわっていて、おいしい上にからだにも心地いい、とてもステキなパンだと思います。

自然を活かした酵母というのはなんだろう?と思いましたが、バラの花や果物、野菜から抽出したものを使用しているのだそうです。

さらに日本人の食のルーツであるお米の米粉や米油、精製されていない奄美の「粗糖」を使いパン生地を作っているというこだわり!

とてもすばらしいと感じました。

乳化剤、イーストフードを使用せず食品添加物削減へ挑戦している姿勢も、自分のみならず、子どもがいる家庭にはとてもありがたい心づかいだと思います。

その分、他のお店より少しお高いようなイメージがあるかもしれませんが、そんなことはないと思います。

それでもにお店には頻繁に行けないので、私は頑張った自分へのごほうびとして一カ月に1回くらいは息子とイートインでゆっくりする時間を作るようにしています。

モーニングセットも魅力的!

私がおじゃましたのが2022年4月中旬の午前中だったこともあり、まだモーニングセットが食べられる時間帯でした。(提供時間はオープンから10:00まで)

このモーニングセットが見るからにおいしそうで、毎回駅に急ぐ足が止まりそうになってしまいます。

トースト・サラダ・ゆでたまごのプレートに、セットドリンクがついて430円(税込み)なんて、本当にリーズナブルですよね。

また厚切り食パンは日替わりで、バラ酵母を使っているのだそうです。

バラ酵母から作ったパンって、どんな味なのでしょう?

酵母はイーストとも呼ばれ、発酵力が強いため醸造やパン製造には重要な菌類ですが、植物や樹液、野菜や果物にも生息しているのだそうです。

バラ酵母のパンはまだ食べたことがないので、今度ぜひ挑戦してみたいと思います。

イートインコーナーも落ちついた木目のテーブルと個性的な椅子がならんでいて、食事をする以外でも、仕事をしたり本を読んだり、思い思いの時間をゆったりと過ごすことができます。

私は、テーブルごとにおいてある一輪挿しのバラと、壁にかかっているアートがお気に入りです。

空間コンセプトも統一感があって、とても落ちつけるところがこのイートインコーナーの魅力だと思います。

オシャレで魅惑的なパンたち

お店の出入り口は、和光市駅側に一つとロータリー側に二つあります。

私は雨の日や暑い日・寒い日など改札階までのショートカットとして店内を通ることが多いのですが、そのたびパンたちの誘惑がすさまじく、もうどこにも行かないでここで食事をしたい!と、つい思ってしまいます。

パンの香りって、どうしてあんなに魅惑的なのでしょう。

パンの種類は、焼き立ての香り高い食パンや、ハード系のフランスパン、各種お総菜パン、チョコがコーティングされたクロワッサンやドーナツなどのスイーツ系もそろい、ありとあらゆるものがならんでいるように感じてしまいます。

私と息子のお気に入りは、最近見かけなくなってしまって残念なのですが、あま~いサツマイモがたっぷり詰められた上にゴマがふりかけられたビックサイズのパンです。

こちらを少し温めてもらい、ナイフで一生懸命切りながら二人で食べるのが至福の時でした。

以前は何種類もあったマリトッツォも、今はチョコクロやアーモンドチョコバナナに変わってしまっているので、お気に入りのパンを見つけたら、心おきなく買って食べることをおすすめします。

またいろいろな素材を取り入れたパンも店頭にならんでいました。

米麹の栗パンは、“大七”の最高級純米酒大吟醸の酒粕を生地に練り込み、栗の甘露煮(つぶ状)が入ったパンです。

お酒の香りがしっかりとしながらも、もっちもちの食感と栗の甘みが最高でした。

5色のお米のパンやアールグレイロールも、お米や茶葉の存在はハッキリと感じつつも、パンとしてのそれぞれの個性がつぶだっていて驚きました。

地産地消の取り組み

「R Baker」は、2022年3月から「地元の良さ・地元ならでは・地域の関わり」をコンセプトに、地産地消&地域活性の取り組みをスタートさせました。

とてもステキな活動ですよね。

和光店では、和光市内外でも有名な「かつをぶし池田屋」とコラボしています。

「池田屋」は創業以来、「ずっと伝えたい、ほっとする日本の味を。今も昔も変わらぬ本物の味を届けたい」という想いで、だし素材を産地・品質・味にこだわり、本物を追求しつづけている「かつお節とだし素材の専門店」です。

こちらのコラボ商品も、残念ながら2022年5月現在終了しているようですが、私は期間中に間に合ったため、幸運にも「池田屋おだしフランスパン」を食べることができました。

フランスパンなので硬いのかな?という固定観念があったのですが、概念をくつがえすフワッとした手触りとやわらかい食感…。

それになによりも香りも味もかつお節そのものなんです!

もう本当にビックリしました。

かつお節はパンに合うのかな?と思いますよね。

これが、めちゃくちゃ合います!

和風パンって言うのでしょうか?

やわらかい食感とかつお節の香りに、食べ始めから終わりまでずっと癒されつづけました。

お店で食べきれなかった分を持ち帰り、次の日レンジで温めて食べましたが、やわらかさが全く変わらず、最後まで大満足でした。

さきほどのサツマイモパンもそうですが、また再発売して欲しい一品です。

贅沢な時間とおいしいパンが楽しめるベーカリー

このように多彩でおいしいパンが「R Baker」の一番の魅力なのは当然ですが、お店構えのオシャレさと洗練された落ちつき感も、このお店の魅力を倍増させていると思っています。

コンビニなどと比べたら少し値段は高いかもしれませんが、子どもと一緒におとずれたとしても、ゆったりとした気持ちになれて、つい長居をしてしまう空間は貴重だと思うのです。

そんな贅沢な時間とおいしいパンが楽しめる和光市のベーカリーまで、どうぞみなさんも来てみてくださいね。

私もまた、優雅なひとときを感じに「R Baker」まで行きたいと思います。

R Baker エキアプレミエ和光店
住所:〒351-0114埼玉県和光市本町4-7 エキアプレミエ和光1F
アクセス:東武東上線和光市駅から徒歩1分
     東京メトロ有楽町線和光市駅から徒歩1分
     東京メトロ副都心線和光市駅から徒歩1分
TEL:048-423-4620
営業時間:8:00-21:00(LO:20:30)
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