新座と福島県をつなぐ「本多の森お花畑」

新座市に、すてきなお花畑があるのをご存知ですか?

今年の夏もそろそろ終盤。

「秋が来る前に、夏らしい景色を見たいなあ」と調べてみたところ、新座市内にひまわり畑があるという情報を入手しました。

さっそく遊びに行ったので、今日は新座のひまわり畑をご紹介いたします!

総合運動公園の中にあるちいさなお花畑


ひまわり畑は、新座市総合運動公園の中にあります。

「本多の森お花畑」という場所で、夏にはひまわり、春には菜の花が咲きます。

私が訪れたときには、見頃のピークは少し過ぎてしまったようでしたが、まだ何輪かひまわりが咲いていました。

感染症対策のため、今はちいさなお花畑となっていますが、以前はもっと広大な範囲にお花が咲き乱れていたそうです。

一面に広がるひまわり畑を見られなかったのは残念ですが、近ごろは入園が禁止されているお花畑も多い中、少しでもお花を眺める楽しみを残してくれているのはありがたいですね。

自然豊かな広場

以前までひまわりや菜の花が咲いていたであろう場所は、今は青々とした原っぱが広がっています。


この日はあいにくの雨でしたが、お天気が良い日には、ここでレジャーシートを敷いてゆっくりお花畑を眺めるのも楽しそうですね。


周りにはいきいきと木々が生い茂り、夏らしい新緑を望めます。

ちいさな丘へ登ると、原っぱとお花畑の全体を見渡すことができ、とても気持ちがいいですよ!

福島県復興支援事業「新座ひまわりプロジェクト」

お花畑の前に立てられている看板には、「新座ひまわりプロジェクト」の文字が書かれています。

「新座ひまわりプロジェクト」とは、市が管理するお花畑でひまわりを栽培し、福島県の復興を支援している団体です。


どういった活動をしているのか気になり、調べてみました。

福島県のNPO法人「シャローム」という団体は、東日本大震災が発生する前、県内の農家と協力して食用ひまわりを栽培していました。

そして、採れた種でひまわり油を精製し、その収益を福島県内の障がい者支援活動へ活用していたとのことです。

しかし、東日本大震災による原発事故の影響で、ひまわりの栽培を続けることができなくなってしまいました。

そこで、全国へこの活動を呼びかけ、他県でひまわりを育て、育てたひまわりの種を福島県へ送るという「ひまわりプロジェクト」が発足。

新座市もこのプロジェクトへ参加し、「新座ひまわりプロジェクト」のメンバーや、市民のボランティアの協力により育てられたひまわりの種を、福島県へ届けています。


新座市に住みはじめて数年経ちますが、このようなすばらしい取り組みがあるということを初めて知りました!

これからもずっと続いてほしい、すてきなプロジェクトですね。

思いの詰まったひまわりを見に行こう

「本多の森お花畑」は、ただのお花畑ではなく、新座市民の思いが詰まったとてもあたたかい場所でした。

現在は規模縮小となっていますが、いつかまた広大なお花畑になる日を願って、市民みんなで大切にしていきたいですね。

来年の夏、ひまわりが満開になるころにまた見に来たいと思います。

みなさんもぜひ、新座のひまわりを見に行ってみてください!

本多の森お花畑
住所:埼玉県新座市本多2-8-16(総合運動公園内)
アクセス:
【東武東上線朝霞台駅からの場合】西武バス/東久留米東口行きまたは新座営業所いき乗車、新座総合体育館入り口下車徒歩10分
【西武池袋線東久留米駅からの場合】西武バス/新座駅南口行きまたは朝霞台駅南口行き乗車、新座総合体育館入り口下車徒歩10分
TEL:048-424-4686
営業時間:火曜日~日曜日 8:00-17:00
休館日:月曜日
※その他施設の閉館時間に準ずる

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。