朝霞台駅から20分ほど歩いた朝霞市宮戸地区に「宮戸ハケタ公園」があります。少し奥まった場所にあるので近所に住んでいないとなかなか見つける機会がないかもしれませんが、とても静かで過ごしやすい公園です。
赤ちゃんからご年配の方まで、誰が来ても楽しめる「宮戸ハケタ公園」をご紹介します。
複合型遊具がシンボル
公園の入り口を入るとまず目に飛び込んでくるのはすべり台やのぼり棒などが一体になった複合型遊具です。遊具の設置には定められたスペースが必要だそうで、複数の遊具を設置するスペースのない小さな公園にはこのような複合型遊具が設置されることが多いそうです。
宮戸ハケタ公園の複合型遊具には今どきの小学生に人気のボルダリングができる壁も設置されています。遊具に流行りを取り入れている点には感心です。
またその近くには鉄棒やブランコが設置されており、遊具で遊ぶにもなかなか退屈しなさそうです。
フェンス付きの砂場
個人的にうれしかったのがフェンス付きの砂場です。最近はこのようにフェンスをつけて砂場に猫が糞をしないように対策している公園も増えてきているようですが、まだまだフェンスなしの砂場も多いですよね。
子どもがまだ小さいので汚れた手を口に持っていくことも多く、衛生面を考えると砂場にフェンスは必須で、砂場にフェンスが付いているかは重要なチェックポイントになる我が家です。そんな重要なチェックポイントをクリアしていることに加え、ここ「宮戸ハケタ公園」の砂場には屋根もついているのです!
お子さんがいらっしゃる方はわかると思いますが、特に暑い夏、直射日光で子どもの砂場遊びに付き合っていると時間が永遠に感じることがありますよね。ただここには砂場全体を日陰にしてくれる屋根がついているので、ママの日焼けも気にせず、とことん子どもの砂場遊びに付き合うことができます。
それでも異常な暑さが続いているので、日陰でも水分補給は忘れずに!
公園内には水道もあるので汚れた手もすぐに洗うことができます。
日陰になったベンチ
親が遊び回る子どもを見守るため、お散歩の休憩のため、お友達とおしゃべりをするため、おやつを食べるため、さまざまな用途のベンチですが、直射日光だと日差しや暑さが気になってなかなかゆっくりできないですよね。
ただここ「宮戸ハケタ公園」の真ん中にあるベンチには屋根がついており、完全に日陰になっています。
ベンチが日陰になっているだけで公園の過ごしやすさがこんなにも違うのかと、この公園に来て初めて気づきました。
この日もとても暑い日だったのですが、このベンチで子どもとおやつを食べているとお散歩中だったご年配の方も休憩でいらっしゃって日陰で涼みながらおしゃべりをしました。
もし日陰じゃなければ、あんなに暑い日にこんなコミュニティも生まれなかったのではないかと思います。
ボール遊び、喫煙禁止
公園の入り口からみて右側は遊具も何もない広場になっています。
そしてフェンスにはボール遊び禁止の文字が。こんなに広いとキャッチボールやサッカーなどボール遊びをしたくなりそうですが、目立つように大きく書かれていることもあり今までボール遊びをしている人は見たことがありません。
こんな公園側の心遣いと利用するみなさんの理解のおかげで小さなお子さんを連れた方やご年配の方にとっても、過ごしやすい公園になっているのではないかと思います。
この日は小学生たちが10人ほど集まって広場でリレーの練習をしていました。一人一人の真剣な表情がとてもステキでした。
また公園内には数箇所に喫煙マナーの看板が立っており、これも公園がきれいに保たれる理由の一つになっているのでしょう。
上空には飛行機が!
空を見上げると羽田に戻る飛行機が見えます。しかも夕方には5分もしないうちに次の飛行機が見えてくるので、飛行機の好きなお子さんも喜ぶはずです。
内回りと外回りで飛行機の見える大きさが全く違うので、そんな楽しみ方もしてみてはいかがでしょうか。
「どこから来たんだろう」「どこから帰ってきたんだろう」そんなふうに飛行機に乗っている人たちに思いを馳せるだけでドキドキワクワクしてきますよね。
全ての人が過ごしやすいようにということがとことん考えられているなと感じる「宮戸ハケタ公園」。公園を管理している人たちと利用者の理解のおかげでとても過ごしやすい公園になっています。
一見何の変哲もない「宮戸ハケタ公園」ですが過ごしやすさは格別です。ぜひお近くにいらした際にはその過ごしやすさを体感しにいらしてください。
宮戸ハケタ公園
住所:埼玉県朝霞市宮戸4-606
アクセス:JR武蔵野線「北朝霞駅」より徒歩約21分
東武東上線「朝霞台駅」より徒歩約24分