昔ながらの蔵がオシャレなカフェに大変身!?朝霞市の「蔵cafe」

今回は朝霞市溝沼にある「蔵cafe」をご紹介します。
たまたまお店の前を通りかかった際に発見して気になっていたので、平日のティータイムに夫と2人でうかがってみました。

蔵をリノベーションして作った「蔵cafe」は、ゆったりと時間が流れる癒し空間

事前にインスタグラムで調べてみると、今年の5月にオープンしたばかりの「蔵cafe」は、その名の通り、蔵をリノベーションして作ったカフェとのこと。

夏空に映える白い壁と黒い屋根瓦が美しい外装には、蔵の雰囲気もしっかり残っています。

お店に入ると、1本の太い木から作られた立派な梁にびっくり!
一見するとオシャレなカフェですが、いたるところに蔵の面影があります。

お外を眺められるカウンター席も雰囲気があってすてき♪
さわやかな木の香りがする店内は、大通りに面しているのに森の中のような静けさがあり、不思議な感覚です。

この日は気温30度超えの真夏日でしたが、漆喰の壁がムシムシとした夏の湿度を吸収してくれているようで、店内はひんやり快適。
普段なかなか入ることのない蔵のよさを、肌で感じることができるのも蔵cafeならではですね。

オシャレなドリンクと自家製デザートで優雅なティータイム♪

お外が暑かったので、冷たいメニューを注文。

こちらは「エスプレッソトニック」と「アフォガード」です。
「エスプレッソトニック」は、エスプレッソと炭酸水をブレンドしたドリンクとのこと。

シュワッとしたコーヒーは初めて飲みましたが、コーヒーの苦味が軽やかな炭酸水とマッチしてとっても飲みやすいです!
はちみつレモンの甘みもさわやかで、夏にぴったりのドリンクでした。

アイスクリームに温かいエスプレッソを注いでつくる「アフォガード」は、コーヒーを注いだ瞬間に広がる香ばしい香りが、なんとも優雅な気分にさせてくれます。
ザクザクとしたクッキーもいいアクセント♪

こちらは「水出しコーヒー」と「チーズケーキ」。
滑らかな舌触りの「チーズケーキ」は、あっさりとした甘みなのに、しっかりとチーズのコクを感じます。
トッピングのアイスやチョコレートと合わせて食べると、とってもおいしい~!

すっきりとした後味でゴクゴク飲める「水出しコーヒー」は、チーズケーキとの相性も抜群でした!

貴重な蔵を残したい!母と娘の挑戦から始まった「蔵cafe」

お食事の後、お店の方にお話をうかがうことができました。

蔵cafeは、主にお母様と娘さんの2人で運営しています。

現在お店になっている蔵は、お母様が幼い頃から敷地内にあり、物置として使われていたそうです。
実はこの蔵、もとは別の場所にあったものをお母様のおじい様が気に入り、一度解体してから、こちらに運んで再度組み立てた、というこだわりの建物。

蔵と共に成長したお母様が抱くようになった、「貴重な蔵を残したい」という思いと、「小さなカフェを運営したい」という夢に娘さんが賛同し、蔵cafeを開く計画を始めたそうです。

重厚な柱や扉は、建ててから50年以上経過した今も健在。
お母様は特に味のあるこの扉を中心にお店を組み立てたいと考えていたとのこと。
現在はお店の入り口として、たくさんのお客様をお出迎えしています!

公式インスタグラムでは、建設過程の様子も紹介されています。
1つ目の投稿は、カフェオープンの1年前。
物置として使われている蔵の中から荷物を運び出す作業の様子です。
その状態からカフェのオープンを成し遂げてしまうお2人の行動力に拍手です!

手作りのぬくもり溢れるテラス席でのんびり休憩

お店の外には広々としたテラス席。
陽気がいい季節には、風を感じながらゆったりとした時間を過ごせそうです!

蔵の床材を再利用して作ったベンチや、蔵の階段を切って作った花台。
お店全体がぬくもりある手作りの品で溢れています。

テラス席から見える畑ではお野菜がぐんぐん成長中!

たくさん収穫できた日には、お野菜の販売もあるとのこと。
テイクアウト用の窓口から購入できるので、お野菜を買ったついでにコーヒーで一服できちゃいます♪

新しいのに懐かしい、みどころ満載の「蔵cafe」。

みなさまもお近くにお越しの際は、おいしい手作りスイーツとドリンクをいただきながら、蔵の魅力を感じてみてはいかがでしょうか?

蔵cafe
住所:埼玉県朝霞市溝沼5-18-8
アクセス: 東武東上線「朝霞台駅」から朝霞駅東口行バス乗車「溝沼火の見下」下車すぐ
東武東上線「朝霞駅」から徒歩約20分
TEL:非公開
営業時間:11:00-17:00
定休日:不定休(インスタグラムにて公開)

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。