東久保中央公園(ひがしくぼちゅうおうこうえん)は、東武東上線 ふじみ野駅西口からまっすぐ歩いて、15分ほどの場所にあります。ふじみ野に暮らしている人なら、一度は足を運んだことがあるのではないでしょうか。
駅から歩ける距離なので、お散歩がてら訪れるのもおすすめです。
また、隣にあるイオンには駐車場があるので、車で来る方はイオンに立ち寄ってから公園でのんびり、という楽しみ方もできます。

20年以上も前から地域の人々に親しまれてきた東久保中央公園ですが、2024年の初めごろから公園の更新工事がおこなわれていました。
2025年3月に工事が終わり、よりきれいに、過ごしやすくなったこちらの公園。芝生はふかふかに整えられ、子どもたちが遊ぶことのできるカラフルな遊具も設置されました。
少し前までは工事中で周りにロープが張られ、誰も入ることが出来ない寂しい印象だった分、最近人でにぎわっているのを見ると、地元の人間としては、なんだかうれしい気持ちになります。
子どもも大人も楽しめる
ふじみ野は小さな子どものいる家族も多くいる住宅街なので、整備された芝生広場では、ボール遊びや鬼ごっこ、またリニューアル時に設置された、写真にあるカラフルな遊具で遊ぶ子どもたちが多く見られます。

そのようなファミリー層が休日の楽しい時間を過ごすのに適しているのはもちろん、屋根のあるベンチがあるため大人の方にとっても、太陽の下でふっと息抜きをすることができる心地よい公園です。
ベンチに座って読書をしたり、ランニングやウォーキングで体を動かしたり、ただぼーっと空を眺めたり……思い思いの時間を過ごすことができるでしょう。

カリヨンの鐘の音
この東久保中央公園は、別名カリオン広場とも呼ばれています。その理由は、公園の一角に、カリオンというちょっと変わった形の鐘が設置されているからなんです。

カリヨンは15世紀ごろのオランダで開発された塔型の鐘のこと。10時、12時、15時、17時、一日に4回。決まった時間になると、やさしい音色のメロディが流れてきます。
実は、季節によって流れる音楽も違うんです。その音はもちろんのこと、形もなんだか印象的……。
こちらの公園にはそのほかにもサイコロのような形だったり、プリンのような形のオブジェがあります。
カリヨンとともに、東久保中央公園の見どころの一つですね。

ふじみ野では、毎年7月末になると「おおい祭り」という地域の夏祭りが開催されます。東久保中央公園は、その中心地。
屋台が並び、焼きそばやかき氷、地元のお店が開いている出店などを楽しむことができ、また、当日は特設ステージが設置され、和太鼓やダンスの発表もあり、目でも楽しむことができます。
夕方になると、一度聴いたらなかなか耳から離れない、特徴的なおおい祭りの「よさこい」が始まります。小さい子どもから大人まで、多くの人が列をなしてよさこいを踊ります。いつもは車が通っている道路が車両通行禁止の歩行者天国になり、地域の人でぎゅうぎゅうに!「今年も夏が来たなあ」と感じられる、ふじみ野の風物詩です。
そのほかにも、ときどきフリーマーケットなどのイベントが開催されます。子どものおもちゃや古本、手作り小物などが並び、思わぬ掘り出し物に出会えるのも楽しいところ。地域の人たちが交流できる“広場”としての役割をしっかり果たしています。
お隣はイオン、手ぶらでピクニックもできる!
この公園のうれしいところは、公園のすぐ隣にイオン大井店があること。買い物ついでに公園に立ち寄れるのはもちろん、春には公園にある桜の木の下でお花見を楽しんだりすることもできます。イオンでお惣菜や飲み物を買って、そのまま芝生でピクニック気分。気軽にお花見できるスポットとしてもおすすめです。

リニューアルされた今、ますます過ごしやすく、訪れやすくなった東久保中央公園。
ちょっとした日常の気分転換にも、家族の休日のおでかけにもぴったり。ふじみ野の暮らしに寄り添う「みんなの公園」として、これからもたくさんの思い出を生み出してくれることでしょう。
もし、ふじみ野を訪れた際には、ぜひ足を運んでみてくださいね!
東久保中央公園
住所:埼玉県ふじみ野市ふじみ野1丁目3
アクセス:東武東上線「ふじみ野駅」から徒歩約15分
連絡先:049-220-2067(ふじみ野市公園緑地課 公園緑地係)
営業時間:24時間利用可能