なんとなく朝からやる気が起きずに家でテレビを見ていると、桜開花のニュースが流れてきました。
また「明日から天気が崩れてしまい、晴れは今日まで…」とのアナウンスを聞き、「こうしてはいられない!」と思い出かけることにしました。
目指すは都市化が進むふじみ野駅周辺でありながら、自然を感じられるお気に入りの散歩スポットです。
今回紹介するのはふじみ野駅から徒歩12分の場所にある「なんぽの道」です。
川のせせらぎと桜並木が魅力のなんぽの道
スタート地点は砂川堀の水面に浮かぶ水草に太陽がピカピカと反射してとてもきれいです。
道は2つに分かれ、コンクリートの歩道とコルクの柔らかい素材を使ったウッドデッキを選択して歩くことができます。
ウッドデッキではよちよち歩きの幼い女の子が笑顔でお父さんに駆け寄る姿がありました。
とても微笑ましい光景です。
地面が柔らかいので幼い子を連れていても安心して歩くことができますね。
「なんぽの道」は砂川堀に沿った全長800Mの散歩道です。
スタートからゴールまで100Mごとに標識が立っているので、どれくらい歩いたのか指標になり少し疲れたと感じても意欲が湧いてきます。
また、散歩道には波のようなオブジェが続き、眺めているとゆったりとした空間や時間を感じられます。
中間地点の400M付近です。
残念ながら満開ではなかったのですが、開花した見事な桜並木を見ることができます。
天気がよく春の訪れを告げるような少し暖かな風も吹いています。
お花見散歩にはぴったりな日で、思いきって家を出てよかったと感じます。
散歩は運動不足解消だけではなく、生活リズムを整えたり、気分転換になったりと良い効果が
得られますよね。
風を感じながらリラックスして歩くことで脳がリフレッシュするそうです。
東原親水公園と弁天橋
600M地点に来ると、右側に東原親水公園があります。
芝生の広場に遊具やトイレがあり休憩することができます。
お弁当をもってピクニックに出かけるのもよいかと思います。
さらに進むと鮮やかな朱色の橋「弁天橋」が見えてきます。
こちらは七福神の弁財天から名づけられたもので、河のせせらぎの音が神になったものとも言われているそうです。
弁天橋から穏やかに流れる川を見下ろすと、本当に神様がいるような気持ちになります。
四季を通し、特に桜の名所として地元はもとより近隣から人々が訪れ、憩いの場として多くの方々に利用されています。
この弁天橋は、人と人とのかけ橋になるよう願いを込めて建立されたそうです。
弁天橋を過ぎればゴールは間もなくです!
私はここで折り返し、帰りは反対岸の大井弁天の森を歩くことにしました。
大井弁天の森
こちらは折り返し地点からの風景です。
一直線に広がる菜の花と桜がとてもステキで心安らぐ風景です。
桜が満開の時にまた来たいと思います。
大井弁天の森は「大井清水弁財天」の森として、江戸時代初期から残されてきたものだそうです。
また、厳島神社を分霊したものとも言い伝えられています。
周囲はコンクリートいっぱいの住宅街に変わっていくなかで、江戸時代から残されているなんて貴重な場所ですよね。
途中にはお花畑もあり、色とりどりのパンジーがきれいに植えられています。
園内には自然を守るための注意書きが所々あり、大切に管理されているのだなと感じます。
この森は住宅街の間にありますが、気軽に森林浴ができ、たくましく根を張る木々たちに癒しとパワーをもらえるような場所です。
なんだか気分が晴れないという時は、爽やかな空気や日光を浴びて、リフレッシュしたいものですよね。
おひとりさまでのんびり来るもよし、ご家族や友人と和気あいあいと来るもよし、自然豊かな癒しのスポット「なんぽの道」へぜひ一度足を運んでみてください。
季節ごとに変わる自然や風景を楽しんでくださいね。
なんぽの道
住所:埼玉県ふじみの市大井二丁目13-2
アクセス:東武東上線ふじみ野駅西口から徒歩約12分