畑中公民館近く、お好み焼き屋さん「道とん堀」の向かいにある、定食屋「なみき食堂」。
外観からして、古き良き定食屋さんの佇まいです。
カラカラカラと扉を開き一歩中へ入ると、なんだか懐かしい雰囲気を感じます。
昭和の食堂といった感じでしょうか。
テーブル席へ案内され、着席。
テーブルにはメニューは置かれておらず、カウンター席の上に書かれたメニューを見て選ぶ、「THE 定食屋さん」なスタイルです。
今どき珍しいですね。
お肉にお魚、煮物に揚げ物…たくさんあって迷ってしまいます。
どのメニューもおいしいに違いない!
テレビに出るほどの有名店!
ふと横を向いたら、扉に貼ってある切り抜きを発見。
見てみると、テレビ番組に出演したことや、新聞で取り上げられた内容が貼られています。
まさか、メディアに取り上げられたお店だったとは。
少し読んでみると、そこには「牛皿定食」について書かれていました。
「すき焼き風に甘辛く煮た牛肉・玉ねぎ・お豆腐をたまごにつけていただきます」
ふむふむ。
きっと味が染みてておいしいんだろうな…。
「牛皿定食」にしようかな~…と思っていましたが、私の頭の中では、定食屋さんと言えば「生姜焼き」と紐づけてしまいがち。
長らく悩んだ結果、「生姜焼き定食」にしました。
毎日でも食べたい、おふくろの味!
こちらが「生姜焼き定食」です。
生姜焼きは、国産豚肉が使用されています。
細切れではなく、スライス肉です。
テカっと光るお肉、甘じょっぱい香りの中に感じる生姜の存在、見るからにおいしそう!
海苔の佃煮とたくあんもついてきて、ご飯のお供がたくさん!
すぐにお茶碗がカラになる予感。
では、さっそくいただきます!
お肉はふっくら、やわらかい!生姜焼きって、つい焼き過ぎてパサパサになりがちですが、なみき食堂さんの生姜焼きはまったくパサつくことなく、とてもジューシー。
味付けも濃すぎずちょうど良い。生姜の香りが食欲をそそり、ご飯が進みます。
お味噌汁は煮干しから出汁を取っているため、風味が良いです。
丁寧な仕事をされているんだろうな~と、しみじみ。
家庭的な味付けですが、家で再現はできなさそう。
なみき食堂さんに来ないと味わえない料理でした。
これからもファンが増える予感
食べ終わってホッと一息。
おいしかったな~と余韻に浸っていると、30代くらいの男性が3人、お昼ご飯を食べにやってきました。
お店に入るやいなや、
「イイ感じのお店じゃないっすか!ここアタリじゃないですかね?!」
と、うれしそうな声が聞こえました。
「ええ、間違いなくアタリですよ。おいしくてまた来たい!って思っちゃいますよ。」
と、思わず話しかけそうになりました。
お会計をして、「おいしかったです!ごちそうさまでした~!」と店員さんたちに言っていたら、店主さんが最後に「ありがとうございました」と目を合わせて言ってくれたのがうれしかったです。
栄養満点のおいしい食事のみならず、丁寧なおもてなしを受けられ、とても居心地の良いお店でした。
昭和35年から続く「なみき食堂」さん。
これからも、長く続いてほしいお店だと思いました。
皆さんもぜひ、「なみき食堂」さんで、心温まる食事をしてみてくださいね。
なみき食堂
住所:埼玉県新座市馬場1丁目4−16
アクセス:東武東上線朝霞台駅 西武バス【ひばり71】原ヶ谷戸 徒歩1分
TEL:048-479-4444
営業時間:ランチ11時~15時 ディナー:17時30分~21時
定休日:火曜日