和光市の「武州白子熊野神社」で初詣と年越しの大祓い・茅の輪くぐりを体験!

みなさんは、年越しの大祓い・茅の輪(ちのわ)くぐりをご存じですか?

「祓い給え、清め給え」と唱えながら茅の輪をくぐり、半年の罪穢れを祓う行事です。

年2回、6/25~7/9の夏越しの大祓いと12/26~1/7の年越しの大祓いがあり、夏越しの大祓いはこちらでご紹介しました。(下記参照)

URL:https://machi.asaka-mytown.co.jp/event/other-event/wako-nagonooobaraichinowakuguri-w082-20220708/

今回は2022年から2023年の年末年始におこなわれた「武州白子熊野神社」の年越しの大祓い・茅の輪くぐりと初詣の様子をご紹介したいと思います。

いつまでも続く人の行列にびっくり!

2023年1月3日、家族で「武州白子熊野神社」を訪れた私たちは、参道から続く人の波にまずはびっくりしてしまいました。

我が家は氏神さまがこちらの「武州白子熊野神社」ということもあり、毎年こちらを参拝しています。

例年、大晦日から行列がすごいと聞いてはいましたが、ここまでとは!

ずいぶん、人出が戻ってきているんだなぁという印象です。

まだまだコロナ禍は続きますが、なにごとにも負けない人間のパワーを感じて、新年からとても勇気づけられました。

これからも、ずっとずっと続いていってほしい光景です。

和光市のパワースポット「武州白子熊野神社」

埼玉県和光市にある「武州白子熊野神社」は、白子の鎮守さまとしてずっと栄えてきました。

発祥は不明ですが、社伝によると、およそ一千年前からといわれているそうです。

御祭日は、元旦祭(1月1日)、節分祭(2月3日)、祈念祭(2月17日)、例大祭(10月3日)、新嘗祭(11月23日)、大祓(12月31日)となり、イベント・行事は、4月29日のつつじ祭り、6月25日~7月9日の夏越しの大祓い・茅の輪くぐり、10月(第一日曜)の神幸祭、12月7日の熊手市、そして12月26日~1月7日の年越しの大祓い・茅の輪くぐりなどが予定されています。

3年ほど前からコロナ禍のため、いくつもの祭事やイベントが延期になりましたが、2022年あたりからにぎわいも戻りはじめ、子どもたちの笑い声もよく聞こえるようになりました。

また境内には白子富士の富士塚や開運洞窟の「神瀧山清龍寺不動院」があり、初詣と年越しの大祓いに訪れる人たちに人気があります。

こちらに初詣に訪れた際は、富士塚と開運洞窟に足をのばしてみることをおすすめします。

私も今回初めて2つを体験することができました。

けがれを祓い、いざ拝殿へ

茅の輪くぐりと聞いて私も最初は戸惑いましたが、「茅の輪」とは、茅(ちがや)という草で編んだ輪のことです。

拝殿の前に置かれた大繩が、この「茅の輪」になりますね。

日常生活をすごしているうちについてしまったけがれや災難、または犯してしまった罪や過ちを祓い清めるため、夏と冬の年2回大祓いがおこなわれています。

茅やわらを束ねた茅の輪を神前に立て、身についた半年間のけがれを祓い無病息災を祈るのです。

「茅の輪くぐり」の作法は、それほど難しいものではありません。

お子さん連れでも無理なくできますので、どうぞご家族で挑戦してみてください。

まずは、「祓い給え、清め給え」(はらいたまえ、きよめたまえ)と唱えながら進みます。

①正面でまず一礼をする

②向かって左からまわり、正面に戻る

③こんどは右からまわり、正面に戻る

④もう一度左からまわったあと、正面を通り抜け、神前に進みます

そして、拝殿にて参拝となります。(二礼二拍手一礼)

「茅の輪くぐり」の作法には少し時間が取られますが、その分心が静まり、いよいよ本殿参拝への気持ちが高まっていきます。

また参道の横ではお焚き上げの火がのぼり、パチパチと火のはぜる音や炎の温かさが参拝者の心を癒してくれます。

そんな年末年始の日本の風景が、とてもステキで心に沁みました。

そのあと、本殿に少しずつ向かい、とうとう初詣の参拝をすることができました。

時間をかけて進み、「茅の輪くぐり」も済ませたので、本殿の美しさがさらに胸に響きます。

「武州白子熊野神社」の本殿の正面に立ち、2023年も家族でお参りができて本当に良かったです。

富士塚と神瀧山清龍寺不動院を体験しよう

参拝を無事に済ませたあと、今回は白子富士の富士塚と、開運洞窟へ足をのばしてみました。

10mくらいある富士塚は、意外とのぼるのが大変でびっくり。

けっこうしっかりとした山です。

その分、のぼりきったときには達成感も味わえます。

でも、子どもの足では少し危ないところもありますので、気をつけながら登山するようにしてください。

頂上には小さな祠があり、上から見ると「武州白子熊野神社」の全景と和光市の風景が楽しめます。

鳥の声も間近で聴くことができるので、ぜひその音色に耳を傾けてみてください。

頂上から1・2mくらい歩くと、そこからすぐ下りがはじまります。

こちらもなかなか急です!

どうぞ気をつけて最後まで気を抜かず下山してくださいね。

思った以上に大変な富士塚ですが、頂上から見た風景と鳥のさえずりが心に残ります。

またのぼりたくなる、くせになる富士塚でした。

そして、境内にある「神瀧山清龍寺不動院」の開運洞窟にやっと入ることができました!

こちらの開運洞窟は、太平洋戦争後、苦しむ人々の救済を願い、霊峰富士山から噴出した溶岩を運んで3年がかりで完成した、日本で唯一の富士山の溶岩によるエネルギーに満ちあふれた洞窟なのだそうです。

これはすごい。

まさしく「開運洞窟」です!

私も有名な洞窟だということは知っていましたが、今回改めて調べてみて本当におどろいてしまいました。

通常は参拝者も少なく電気も消えているため、中に入るのに躊躇していましたが、今日は絶好のチャンスです。

どきどきしながら中に入らせていただきました。

洞窟内は想像以上にスペースも広く、大人でも屈まず楽に通ることができるほど。

距離は25mくらいで、可愛いお狐さまの『正一位白菊稲荷大明神さま』が2か所に祀られてあり、パワーをふんだんに授けてくださいます。

そして、曲がりくねった洞窟から出るときに、すっきりとした新たな生命を授かった気持ちになることから、母親の胎内巡りの洞窟とも呼ばれているそうです。

確かに外に出たときには、憑き物が落ちたようなすっきりとした気持ちになりました。

また来年も家族で「母親の胎内巡り」の洞窟を体験したいと思います。

「武州白子熊野神社」へのアクセス方法は?

「武州白子熊野神社」まで行くには、和光市駅南口を出て、ロータリー左手にあるファミリーマート和光南口店前の角を左折します。(ニホニウム通り)

道なりに750mほど進むと、左手に和光市立大和中学校が出てきますので、次の十字路を右折してください。

左手にミニストップ和光下新倉店があるT字路を左折し、旧川越街道(県道109号)に入ります。

そのまま成増方向に行くと、左手に和光白子郵便局がある十字路があらわれますので左折してください。

45mほど歩くと、左手に大きなイチョウの木と鳥居が見えてきます。

「武州白子熊野神社」へ到着です。

駅から、徒歩で20分くらい。

自転車では7分くらいの距離でしょうか?

ゆっくりと和光市を散策するにはちょうど良い距離ですが、サクッと参拝をしたい方には自転車をおすすめしたいと思います。

無病息災を祈り、新しい年を健やかに迎えましょう

一年の間、折をみて、氏神さまである「武州白子熊野神社」には参拝をしてきました。

それでも、新年の始まりである初詣と年越しの大祓い・茅の輪くぐりには、やっぱり特別感を感じることができました。

最後の締めくくりとしておみくじを引き本殿横に結ぶと、2023年の年越しの大祓い・茅の輪くぐりと初詣は終わりました。

全体で1時間半から2時間くらいはかかったでしょうか?

いろいろと、並んだり・のぼったり・くぐったりが体験できる初詣だったので、帰りはぐったりとしてしまうかな?と思いきや、参拝でいただいたパワーで反対に元気いっぱいになってしまいました。

人間は人知れず罪や禍を犯して、けがれをまといながら生きているものなんですね。

それを夏と冬のタイミングで清めてくれる大祓いの行事に、私もまた助けられたような気持ちになりました。

底知らずの「武州白子熊野神社」のパワー、おそるべし!です。

こんなステキな行事と初詣を体験に、どうぞみなさんも「武州白子熊野神社」まで足を運んでみてくださいね。

初詣 年越しの大祓い・茅の輪くぐり (武州白子熊野神社内)
住所:埼玉県和光市白子2-15-50
アクセス: 東武東上線和光市駅から徒歩20分・自転車7分
      東京メトロ有楽町線和光市駅から徒歩20分・自転車7分
      東京メトロ副都心線和光市駅から徒歩20分・自転車7分
TEL:048-462-8581
開催時間:10:00-18:00
開催日:12月26日-1月7日
※新型コロナウイルス感染拡大等により記載と異なる場合があります。訪問時は事前に確認ください。

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。