ヒューム汽車で遊べるおもしろい!がつまった和光市の『谷中児童遊園地』

みなさんはご近所を歩いていて、あれ?こんなところに公園があったんだ!と驚くことはありませんか?

家の近くといっても、実際歩いてみるといろんな場所を発見したり、人やものとの出会いがあったりしますよね。

「谷中児童遊園地」は、私にとってその出会いの一つです。

普段歩かない道を一本入った途端、ポンっとあらわれた公園にまずビックリ!

そのあと、一瞬大きなドラム缶?!と思ってしまうようなオブジェに、ピタッと目が止まりました。

そんな、おもしろさがつまった「谷中児童遊園地」を、今回はご紹介したいと思います。

「谷中児童遊園地」はどこにある?

「谷中児童遊園地」は和光市の下新倉3丁目にあり、谷中川通りと古美山通りにはさまれた住宅地にあります。

位置的には、和光市駅と東京都板橋区にある成増駅の、ちょうど中間あたりでしょうか。

マンションと駐車場に囲まれ、少しきゅうくつな感じもしますが、せまい敷地にたくさんの遊具がそろっています。

私が訪れたのは土曜日の午前中でしたが、砂場で遊んだり、ブランコでおしゃべりを楽しんだりと、思い思いに公園で過ごす子どもたちの姿が見られました。

日当たりも良いので、大人も子どもも安心して過ごしているようです。

私も、息子を連れてゆっくりと「谷中児童遊園地」に入ってみました。

ヒューム管遊具の汽車「ヒューム汽車」がお出迎え!

「谷中児童遊園地」に立ちよってみて、まず目を引くのが、やはりドラム缶のようなオブジェだろうと思います。

近づいてみると、それはオブジェなどではなく、ヒューム管を使った立派な遊具「ヒューム汽車」だということがわかりました。

ヒューム管というのは、コンクリートで作られた管の一種で、おもに下水道事業などに使われているものですが、こちらでは遊具として活躍しているようです。

私はそれを見て、すぐに「おもしろい!」と感じました。

色はくすんだ黒色をしていて、後部には乗り込める車両もついています。

ベンチ型の座席の背中にはちゃんと窓も開けられていて、そこに腰を下ろして外をながめることもできます。

汽車や電車が大好きな子どもだったら、何十分だってこの場所で過ごせそうな空間です。

実際私もその汽車の中に入りベンチに腰を下ろしてみましたが、普段より低い位置からながめる外の風景は、いつもとはちょっと違う印象を与えてくれました。

形と色合いからか、私は宮沢賢治の作品の「銀河鉄道の夜」を思いだしてしまいました。

ここに座って、いろいろと空想するのも楽しそうですね。

「谷中児童遊園地」のシンボルに「ヒューム汽車」というのも、とてもステキだと思いました。

個性的な「遊園地」

「公園」ではなく「遊園地」という名前のわけも、この汽車に関係しているのでしょうか?

「遊園地」というと、どうしてもテーマパークのような場所を想像してしまいますが、言葉の意味は「楽しく遊べるように、いろいろな遊具や設備をそなえた施設」なのだそうです。

なるほど!

だったら、この公園も確かに「遊園地」と言えますね。

遊具だったら、ヒューム汽車のほか、砂場・すべり台・鉄棒・ブランコがあり、休憩場所としてベンチとパーゴラ、水飲み場まであります。

パーゴラとは、柱と屋根のフレームで構成されているアイテムのことで、公園では藤棚になっているところをよく見かけます。

「谷中児童遊園地」のパーゴラにも、季節は終わってしまっていましたが藤棚の名残が残っているようでした。

その下にベンチも用意されているので、日差しの強い日には休んだり、少し読書をしたりと、つかのまの休憩を取るのにはピッタリな感じです。

また砂場とも距離が離れていないので、安心してお子さんたちを遊ばせられるのも良いですね。

砂場も、敷地に反してとても大きくて、いくつものグループが一緒に遊んでも問題ない広さだと感じました。

すぐ横に道路がありますが、安全のために高いフェンスがついています。

そのためか、どのグループもみなさん安心して遊んでいるように私には見えました。

ブランコも、4つ設置されており、お友だちどうしで一緒に遊ぶことができます。

その時も、子どもたちが楽しくおしゃべりをしながら遊んでいました。

たまたま大きな男の子がブランコをこいでいたので、思った以上に高く上がり、とてもスピードが出ることに驚いてしまいました。

せまい敷地を感じさせずに、子どもたちがそれぞれ自由に遊びまわる姿が印象的です。

一番奥にはすべり台があり、さすがに小さいものかな?と思いながら近づいたのですが、小学校4年生になる息子でもちょうどいい大きさ!

息子もごきげんで、何度も楽しそうにすべっていました。

他にはカラフルに塗られた鉄棒もあり、遊具の充実ぶりが感じられます。

足元は土が敷きつめられているので、たとえ走り回ったとしても、とても良いクッションになるのではないでしょうか。

さらに、こちらには水飲み場もあるので、小さなお子さんが砂遊びや遊具で遊んだあとも安心です。

最後はキレイにして帰ることができますよ。

「谷中児童遊園地」でおもいっきり遊びましょう

けっして広くない敷地に、これほどの遊具をつめこんだ「谷中児童遊園地」は、見た瞬間から「あ、おもしろそう!」と思わせてくれる場所でした。

「遊園地」という名前もさることながら、まるで大きなドラム缶のようなヒューム管遊具の「ヒューム汽車」が、とにかく私には魅力的に見えたからです。

子ども心がわきあがって、私も中に入りこみ、外をながめていろいろと空想をめぐらせてしまいました。

子どもたちだったら、それこそ空想が止まらなくなるでしょう。

その他の遊具も最大限にスペースを利用して設置されているのがすばらしく、子どもたちのことを本当によく考えて作られているのが伝わってきました。

この「遊園地」も、きっと子どもが帰りたがらない場所なのでしょうね。

和光市ではあまり見かけない、汽車の遊具がある「谷中児童遊園地」。

遊具の充実さはもちろん、小さな子どもたちが安心して遊べたり、大人たちがゆっくり腰を下ろして休めるオアシスでもあったりと、いろんな面を持っている「遊園地」でした。

そんな、いろいろな「おもしろい!」がつまっている「谷中児童遊園地」に、みなさんもどうぞ遊びにきてくださいね。

谷中児童遊園地
住所:埼玉県和光市下新倉3-23
アクセス:東武東上線和光市駅から徒歩15分
     東京メトロ有楽町線和光市駅から徒歩15分
     東京メトロ副都心線和光市駅から徒歩15分

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。