ステキな空間で本の魅力を堪能!明るくきれいな図書館「和光市図書館 下新倉分館」

本のデジタル化が進む中、紙媒体の本に触れることができる場所といえば、書店以外に思いつくのが図書館。
暑さ寒さも気にせず、しかもお金もかからない癒しの空間・図書館が気になりませんか?
和光市の図書館を調べてみると、本館と分館、さらに公民館図書館(3つ)の合計5つがあるようです。
そこで 今回は、和光市図書館の中でも明るくてきれいと評判の「和光市図書館 下新倉分館」を訪れてみました。

「和光市図書館 下新倉分館」にはどうやって行くの?

「和光市図書館 下新倉分館」は、2016年に新設された下新倉小学校の敷地内に併設されています。
今回は、公共交通機関を利用して和光市駅北口から東武バスの和光市高校循環(和03)に乗って図書館に向かいました。(和光市駅南口から和光市内循環バスでも行けますが、本数が少ないため北口から乗車できる東武バスがおすすめです)
東武バスは、後方から乗ってICカードをタッチ、ICカードを持っていない場合は乗車券を取ります。
約10分で「神明道下(しんめいどうした)」停留所に到着!

前のドアからICカードをタッチして下車するのですが、運賃はICカードだと220円、乗車券だと230円になります。(往復すると20円の差!ICカードを利用する方が断然お得ですよ)
停留所から下新倉小学校に向けて徒歩約5分、小学校の校庭の横を通り過ぎ、角を曲がって遊歩道を少し行けば「和光市図書館 下新倉分館」に到着です。

手作りのウェルカムボードがお出迎え

近代的な建物に驚きながら、学童クラブも併設されている入口から図書館にお邪魔します。
2階にある図書館へ向かう途中、2017年に作成されたかわいいウェルカムボードがお出迎えしてくれました。

和光市のイベントなどの情報が展示されている渡り廊下の先に、お待ちかねの図書館が見えてきます。

まず入口を入って右側は、小学生でも本を手に取りやすい低めの本棚が並ぶ「児童書・ヤングアダルトコーナー」。
小学生向けの児童書と中高生向けのライトノベルやマンガなどが集められており、かつて高校生だった大人も楽しめるコーナーとなっています。

また、こちらでは埼玉県の高校図書館司書が選んだ「イチオシ本」が紹介されていました。
本を選ぶ参考になりそうですよね!

次に、左側を見ると夏休みの自由研究に役立つコーナーや、現在開催されているパリ・オリンピックを意識したフランス・パリ関係の図書がずらり。
下新倉分館の図書館司書さんが選んだ本のセンスは抜群で、思わず何冊か手に取ってしまいました。

さらに、今話題の新紙幣発行に伴い「新紙幣記念コーナー」も設置。
トレンドを把握し、来館者が興味を持てるコーナー作りがされており、図書館さん側の本を好きになってもらおうとする努力が垣間見られました。
また、小さなお子さんも気軽に来館できるようにキッズスペースも設置されています。
豊富な絵本や大型絵本が集められ、懐かしい紙芝居の棚も!
分館を訪れた日は土曜日とあって、お父さんと一緒に来館した小さな女の子がクッションマットの上で絵本を読んでいました。
父と娘のなんとも微笑ましい姿でした。

図書館司書さんに聞いてみると、下新倉分館の利用者は駐車場も完備されているためか、休日ともなれば多くの家族連れが来館するそうです。
家族で図書館とは、ステキですよね!

天井が高い!明るくキレイな下新倉分館

さらに、図書館の奥に進むと雰囲気が変わって大人向けの一般書が並んでいます。
文庫や新書は壁際にずらりと配置され、反対側の棚には趣味など生活に役立つ本やインターネットやプログラミングに関する情報・ビジネス関連の資料、また学校教科書などを集めた参考図書などが並べられ、充実したラインナップとなっていました。

ここで、今回私がおすすめしたい「和光市図書館 下新倉分館」のイチオシポイント!
キレイで近代的な作りの図書館は、天井が高く天窓からは柔らかい光が差し込んでいます。
本も見やすく清潔感があり、とても居心地の良い空間なのです。
是非!ステキなひと時を本に囲まれた「下新倉分館」で過ごしてみてください!

また、最奥にあるラウンジコーナーには、ゆったりとしたソファが24席設けられ、最新の雑誌や新聞をゆっくり読むこともできます。
置いてある本は、文芸、生活、趣味、スポーツ、芸術・音楽、男性・女性誌などなど、自分の興味がある分野の雑誌を堪能できますよ。

勉強もはかどる閲覧席

図書館の窓際に並んだ閲覧席には、手元ライトとコンセントの差込口が全席に設置されていました。
Wi-Fiも利用できるため、パソコンを持ち込んでの作業や勉強が可能です。
椅子には、小学生席(4席)中高生席(2席)一般席(4席)の札が張ってあり、様々な年齢の人に開放されています。
窓の外には畑が広がり、のどかな風景を眺めながら勉強もはかどりそうです!
この日も多くの学生さんや社会人が、窓に向かってカリカリと勉強していました。

また、一番端の席は優先席となっており拡大読書器が設置されています。
小さい字が読みにくい人などには最適の環境ですね。

図書館司書さんも穏やかで優しい!

下新倉分館では、11名の図書館司書さんと職員さんが、図書館の通常業務やさまざまなイベントを企画・運営しています。
ちょうど夏休みのこの時期は、「自由研究」のアイデアを提供したり、図書館司書のお仕事を体験できるイベント(募集終了)を開催したりしていました。
来館した日には、カウンターにいらっしゃった3人と館長さんにお話を聞くことができましたが、皆さんとても優しくて穏やかな方ばかり!
本を借りる時や返却する時だけでなく、本を探す時やイベントに参加する時も安心して声をかけることができます。
書籍のデジタル化が進んでいる昨今ですが、紙媒体の本に気軽に触れることができる図書館を利用するのはいかがでしょうか?
清潔感溢れる明るい図書館「下新倉分館」はおすすめですよ!

和光市図書館 下新倉分館
住所:〒351-0111 埼玉県和光市下新倉5-21-1(下新倉小学校敷地内)
交通:東武東上線・東京メトロ有楽町線・副都心線 和光市駅北口から「東武バス/和光市高校循環(和03)」で「神明道下(しんめいどうした)」下車 徒歩5分
和光市駅南口から「和光市内循環バス(⑤坂下・新倉コース)」で「下里(さがり)」下車 徒歩7分
連絡先:048-452-6011
開館時間:午前9時から午後6時まで
休館日:毎週月曜日
    第4木曜日(館内整理日)
    年末年始・12月28日から1月4日まで
    特別図書館整理期間
どの休館日も祝日は開館し、翌日を休館日としています。
駐車場:有

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。
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こきあ
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うん十年前に和光市に住んだのがきっかけで、ずっと街の発展を見てきました。食べ歩きや散策をしながら魅力ある和光市をお伝えしていきます。