朝霞の町を花々で彩る「花屋まるよし」

朝霞駅から徒歩2分ほどの、十字路の交差点前にある『花屋まるよし』さんは、今年16周年を迎えられた、まさに町のお花屋さんです。

店の前には、なにやら目と口がつけられている、ふんわりとしたコキアがあります。よく見ると……トトロとネコバス!? なんだか楽しそうな雰囲気のお店です。コキアは秋になると赤くなるので、10月には、ほんのり色づいていました。

季節ごとのさまざまな切り花

まるよしさんは、ギフトや自宅用として、生のお花をメインに販売されています。季節ごとのお花を家に飾ることで、四季を感じられますよね。

9月の始めに来店した際は、ひまわりなど、夏ならではのお花がありました。

そして秋となった10月には、コスモスや菊、さまざまな色のバラなど、普段疲れ気味の目を癒してくれる花々がたくさんあります。さらにお花の鮮やかさと、店内に漂う香りによって、気持ちがリラックスしました。

お店のスタンダード商品でもある「アレンジメント」が、とってもきれいです。ウッドトレーや、ブリキ、竹籠などに入っているので、そのまま飾れるのがうれしいですね。サイズも小ぶりのものから、大ぶりのものまで、希望があれば相談にのっていただけます。

そして以前に取材させていただいた、ご近所の和菓子屋『音季菓子処青柳』さんとの“中秋の名月コラボ”が、今年もおこなわれていました。ブーケとお団子が、どちらのお店でも買える画期的な企画です。

お花屋さん、そして和菓子屋さんも、季節感を大事にしているお店ならではのアイデアですね。

華やかさを感じるドライフラワーアレンジメント

ドライアレンジメントも、ブーケや花束など種類が豊富です。ドライフラワーは、なんとなく茶色っぽいもの、というイメージを持っていました。ところが、まるよしさんの店内には、さまざまな色のものがあり、とってもステキです。

実は9月に来店した際に、中身が見えるホウヅキが珍しくて買ってしまいました。赤く染まったホウヅキが、鮮やかです。

お花が身近にある暮らしをしてみませんか

自宅で普段から花を飾っている人が、誰かに贈るための花を買いに来てくれる。そのような常連さんが訪れるのは、駅ナカなどとは異なる、町の花屋さんならではのこと。

母の日などギフト用のお花も多く出るけれど、普段から自宅に飾ってほしい、とオーナーご夫婦が語ってくださいました。

子どもからお年寄りまで、誰もが気軽に立ち寄ることのできるお花屋さん。そして、よい産地のよい花を、なるべく安くリーズナブルに売ることをモットーとされています。

こちらでは「Serviceぶーけ」という、少量のお得なブーケも販売しています。少し前は、コロナウイルスの影響により、外に出ることがはばかられた時期がありました。そのようなときでも「少しでも明るい気持ちになってほしい」、との思いで始められたサービスです。

また、お店の前にあるトトロは、請け負った仕事のディスプレイ用として制作されたものです。それを毎日のように見に来ていた、小さなお子さんがいたそうです。

少しの間置いておいただけなので、その仕事のため撤去したところ、店の前でひどく悲しんでいたとのこと。そんなお子さんに、また見に来てくれたらと思い、再び置いておくことにしたそうです。

このような優しい心遣いは、町のお花屋さんならではという感じがして、気持ちがほんわかしました。

11月はシクラメン、そしてポインセチアがあります。そろそろクリスマスが近づいてきたな、などと花を見て、季節の移り変わりが感じられるのは、とても大切なことのように思います。

さらに、春のかわいいお花が店内に揃い出す時期だそうです。寒い冬でも、自宅にお花を飾ることで、部屋がパッと華やぎ、明るい気分になるのではないでしょうか。

町の中にお花屋さんがあることにより、自然な色彩が日常的に見られることが、ありがたいと感じます。さらには、花のある暮らしを家にも取り入れることによって、日々の疲れを癒せたらよいですね。

花屋まるよし
住所:埼玉県朝霞市仲町1-11-48
アクセス:東武東上線「朝霞駅」東口から徒歩約2分
TEL:048-467-8788
営業時間:9:00-18:30(日曜・祝日は18:00まで)
定休日:毎週木曜日

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。