ついこの間までは暖かかったのに、もうめっきり肌寒くなってきましたね。
寒いのは苦手ですが、最近は気温が低くなるこの季節を待ちわびていました。
というのも、木々の葉がキレイに色づくからです。紅葉シーズンですね。
以前このブログで紹介した「平林寺」は紅葉の名所として人気のスポットとのこと。今まで秋の平林寺に行ったことがなかったので、楽しみにしていました。
平林寺での紅葉の見頃は11月下旬から12月上旬。
ようやく良い色に染まってきたので、さっそく紅葉を見に行ってきました。
紅葉の名所でみんなうっとり
今回私は土曜日の午前中に行ってきましたが、すでに多くのお客さんで賑わっていました。平林寺の向かいにある「ひるねの森駐車場」にはバスもとまっていたので、観光名所なんだなと実感しました。
さて、さっそく総門から進んでいきます。
門を通ると、すでに多くの人がカメラ片手に思い思いの時間を過ごしている様子が目に入りました。
入って早々そんなカメラを向けるほどかな?と思っていましたが、これは写真を撮りたくなる気持ちがわかります。
赤々と染まった紅葉の先にある山門、夏の雰囲気とは違ったカッコよさがあります。
辺りは赤やオレンジのグラデーション。先へ進むとこういう景色がさらに広がっているかと思うとワクワクが止まりません。
「放生池(ほうじょういけ)」に反射するモミジもきれいです。思わず見入ってしまいました。
上だけじゃなくて、足元も見てみて!
この日、親子で来ている人も何組かいたようで、「見て―!まつぼっくり見つけた!」というお子さんの声がどこからか聞こえてきました。
自分が子どもの頃もまつぼっくり見つけて喜んでいたな~と思い出にひたってしまいました。
せっかくなので、私もまつぼっくりを探してみることに。
おっ!立派なまつぼっくり発見。
なかなかいい形じゃないでしょうか。
紅葉に気を取られて上ばかり見ていましたが、足元を見てみると色々発見があって面白いですね。
もう少しまつぼっくりを探してみようと地面に目をやっていると、ボコッと土が盛り上がっているところを見つけました。
境内には何か所かボコッとしているところがあったので、きっとモグラが顔をのぞかせたりしているのでしょう。
ちょっと近づいて見てみると…
まつぼっくりが鎮座している!
誰がやったのかはわかりませんが、思わずフフッとなってしまいました。
燃えるような色合いに引き寄せられる…
まつぼっくりを楽しんだ後は紅葉巡りを再開。
平林寺境内の雑木林は「国指定天然記念物」。そう思いながら歩くと、貴重な散歩をしているなと思えてきます。
まだ緑の部分も残っていますが、ぱきっとさわやかな緑色は、色づいた葉を引き立ててくれます。
一番奥まで進んで折り返しというところで、真っ赤に染まる一画を発見。
「燃えるような赤」とはこのことですね。
また、「歴代塔所(れきだいたっしょ)」の周りも赤いじゅうたんの様になっていました。
見事な染まり方でした。
午前10時過ぎから見学をはじめ、境内を一周して山門辺りに戻ってきたときにはすでにお昼になっていました。
平林寺に来るといつも長居をしてしまいますが、それだけ見どころ満載で居心地の良いお寺ということですね。
静かな境内に映える紅葉はとても風情がありました。
皆さんもぜひ、紅葉の名所「平林寺」で季節が変わっていく姿を見てみてくださいね。
臨済宗妙心寺派 金鳳山平林寺
住所:埼玉県新座市野火止3-1-1
アクセス:JR武蔵野線新座駅 西武バス停留所「平林寺」まで15~20分
参拝時間:9時~16時(最終受付15時30分)