2023年の青空を泳ぐこいのぼりとつつじに会える!和光市民のうつくしいお祭り「つつじまつり」

大空を飛ぶように泳ぐ、こいのぼりの姿を見たことがありますか?

子どもの日にあわせてこいのぼりをたくさん設置するイベントを、私もニュースやテレビ番組で見たことがあります。

でも、その風景を和光市でも見ることができるんですよ。

今回は、武州白子熊野神社で3年ぶりに開催が予定されている「つつじまつり」をご紹介したいと思います。

白子宿の鎮守さま、「武州白子熊野神社」

武州白子熊野神社は、現在の埼玉県和光市白子にあたる川越街道にあった宿場・白子宿(しらこじゅく)をお守りする神社です。

発祥は不明ですが、社伝によると、およそ一千年前からといわれ、白子の鎮守さまとしてずっと栄えてきました。

境内には明治3年築造の大型の富士塚があり、年間を通して自由に登拝することができます。

私も登ったことがありますが、なかなかの傾斜に最初はびっくりしてしまいました。

しかし、その分登り切ったときの爽快感は格別で、山頂から見る境内や和光市はとても見ごたえがありました。

また境内の隣にある瀧不動(清龍寺不動院)は、天台宗系の単立寺院で、平安時代の天長7年(830年)に慈覚大師円仁により開山。

長い開運洞窟霊場があることでも有名です。

洞窟の中には白菊稲荷大明神が2か所祀られてあり、通りぬけながら参拝することができます。

さらに武州白子熊野神社の境内の一角を切り取るように、滝行のための滝場がありますが、通常は非公開になっているそうです。

機会があったら、ぜひ見てみたいですよね。

和光市民の心のよりどころ

我が家は、武州白子熊野神社が氏神さまなので、お正月から年末の熊手市まで、一年に何度もこちらに足を運んでいます。

御祭日は、元旦祭(1月1日)、節分祭(2月3日)、祈年祭(2月17日)、例大祭(10月3日)、新嘗祭(11月23日)、大祓(12月31日)となり、イベント・行事は、4月29日のつつじ祭り、6月25日~7月9日の夏越しの大祓い・茅の輪くぐり、10月(第一日曜)の神幸祭、12月7日の熊手市、そして12月26日~1月7日の年越しの大祓い・茅の輪くぐりなどが予定されています。

また、「夏越しの大祓い・茅の輪くぐり」・「熊手市」・「初詣・大祓い・茅の輪くぐり」につきましては、こちらでご紹介しております。

「夏越しの大祓い・茅の輪くぐり」
https://machi.asaka-mytown.co.jp/event/other-event/wako-nagonooobaraichinowakuguri-w082-20220708/

「熊手市」
https://machi.asaka-mytown.co.jp/event/festival/wako-shirakokumanojinja-w082-20211218/

「初詣・大祓い・茅の輪くぐり」
https://machi.asaka-mytown.co.jp/leisure/temples-shrines/wako-hatsumodetoshikoshinoooharaichinowakuguri-w082-20230119/

コロナ禍の影響で、いろんなイベント・行事が中止、または縮小されてきました。

そして2023年に入り、生活は少しずつ元に戻りつつあります。

そんな中、3年ぶりに「つつじまつり」の開催が決定!というニュースが飛び込んできたのです。

「つつじまつり」とは?

「つつじまつり」は、つつじの開花と子どもの日にあわせて、例年4月29日に開催されているお祭りです。

たくさんのつつじが開花する中、何百ものこいのぼりが青空を泳ぎ、立派な五月人形が子どもたちを迎えてくれます。

模擬店も多数出店し、白子囃子のみなさんの伝統的な音色がお祭りを盛り上げ、子どもが楽しめるコーナーも大人気だったそうです。

2020年から2022年にかけての「つつじまつり」は残念ながら中止になりましたが、2022年は武州白子熊野神社の青年部が中心となり「つつじふれあいデー」を開催したとか。

この「つつじふれあいデー」は、2023年の「つつじまつり」通常開催を祈願しておこなわれたそうです。

イベントの内容は、白子富士に咲きほこるつつじ鑑賞会やシロクマ青年隊からの綿あめくばり、白子富士登拝、和光民舞を踊る会による民舞奉納と、とても魅力的なラインナップです。

「つつじふれあいデー」に参加したみなさんは、きっと心から喜ばれたことでしょう。

とはいえ、開催時期がちょうどゴールデンウィークの最初ということもあり、4月29日の当日には参加できない和光市民も大勢いると思います

でも心配は無用です。

毎回4月下旬から5月中旬にかけての一定期間、こいのぼりと五月人形を展示して市民に開放してくれているのだそうです。

とても親切でありがたいですね。

そうだ!

だったら、この日程を利用して私も一足先にこいのぼりとつつじを鑑賞してこよう!と、そのとき思いつきました。

そう思って調べたところ、2023年は4月17日(月)~5月13日(土)の期間でこいのぼりの展示が予定されています。

ちょうどこの日(4月21日)は快晴、お出かけ日和です。

いざ、武州白子熊野神社に行ってみようと思います。

2023年の青空を泳ぐこいのぼりとうつくしいつつじに会えました

武州白子熊野神社の入り口は、旧川越街道沿いの白子コミュニティセンター(白子コミセン)入り口からと、少し下った先にある和光白子郵便局の角を左に入ったところにある表参道の2つになります。

私は和光市駅の方向から歩いていくため、普段は白子コミセンの入り口をよく利用していますが、今回「つつじまつり」に参加するみなさんと同じ気持ちになりたかったので、表参道から入ることにしました。

でも、旧川越街道を歩いているだけで、こんなに多くのこいのぼりが泳いでいる姿を見ることができます。

初めて見たときは、「おおっすごい!」と思わず声が出てしまいました。

ちなみに、白子コミセンの前には「つつじまつり」のポスターが貼られています。

このポスターを見るだけで、ワクワクしてテンションが上がってきますね。

そして、こちらが武州白子熊野神社の表参道です。

この角度からも、奥のこいのぼりを見ることができます。

また、表参道から何種類ものつつじがお出迎えです。

キラキラ輝くようなつつじと、だんだん色濃くなっていく緑のコントラストが目を引きます。

参道を通って階段をのぼると、かわいらしい狛犬がこちらを眺めていました。

こいのぼりとつつじに挟まれた狛犬が、なんとも言えない表情をしています。

拝殿に向かうと、たくさんのこいのぼりが風に舞いながら空を泳いでいました。

数百ものこいのぼりを見たことがなかったので、この風景に圧倒されてしまいます。

小さなお子さんを連れたお母さんも数人いて、このたくさんのこいのぼりにお子さんの成長を願っているのだろうなと、ほっこりしました。

右手にある富士塚も、つつじが咲きはじめていて、4月29日の当日には、きっと一番キレイな姿を見せてくれることでしょう。

でも、つつじと一言でいっても、いろんな色があるんですね。

ステキだなぁと何度も思いました。

つつじとこいのぼりに圧倒されながらも、きちんと拝殿にお参りをしたあと、くるりと後ろを振り向くと、参道から和光市内へ戻る風景のまたうつくしいこと!

「つつじまつり」は、本当にうつくしい和光市のお祭りだと感じました。

2023年の「つつじまつり」のラインナップは、このようになっています。

①境内に鳴り響く心躍る音色 白子囃子

②自治会のみなさんによる フードマルシェ

③頂上から新緑あふれる景観を 白子富士登拝

④和光市消防第1分団による こども消防体験

⑤沖縄伝統民舞 民舞奉納

⑥わこうを元気にするサンバ RISO

どれもが「つつじまつり」らしいイベントですね。

また「つつじまつり」は、地域の交流イベントとしての役割も持っているそうです。

3年間の間、中止や縮小で我慢をしていた子どもたちや市民のみなさんに、今年は思いっ切り満足してもらいたいですね。

「つつじまつり」への行きかたは?

武州白子熊野神社まで行くには、和光市駅南口を出て、ロータリー左手にあるファミリーマート和光南口店前の通りを左折しニホニウム通りに入ります。

道なりに750mほど進むと、左手に和光市立大和中学校が出てくるので、次の十字路を右折。

ミニストップ和光下新倉店があるT字路を左折し、旧川越街道(県道109号)に入ってください。

そのまま成増方向に歩き、和光白子郵便局がある十字路を左折します。

45mほど歩くと、左手に大きなイチョウの木と鳥居が見えてきます。

こちらが武州白子熊野神社の表参道になります。

駅から、徒歩で20分くらい。

自転車では7分くらいの距離でしょうか?

ゆっくりと和光市を散策したい方にはぴったりの距離ですが、サクッと参拝をして戻りたい方には自転車をおすすめしたいと思います。

どうぞ、つつじとこいのぼりに心いやされるお祭りへ!

3年ぶりの武州白子熊野神社「つつじまつり」が、2023年(令和5年)4月29日(土・祝)に、いよいよ開催されます。

早めの初夏を思わせるようなこの時期に、子どもの成長を願いつつ、こいのぼりやつつじを鑑賞しながら地域交流ができるイベントは、やはり私たちの生活に必要だと思いました。

これからも、来年も再来年も変わらず開催されますように!

つつじとこいのぼりに心いやされる、うつくしい和光市のお祭り「つつじまつり」まで、どうぞ足を運んでみてくださいね。


つつじまつり (武州白子熊野神社内)
住所:埼玉県和光市白子2-15-50
アクセス: 東武東上線和光市駅から徒歩20分・自転車7分
東京メトロ有楽町線和光市駅から徒歩20分・自転車7分
東京メトロ副都心線和光市駅から徒歩20分・自転車7分
東京メトロ副都心線、有楽町線「地下鉄成増駅」から徒歩約12分
TEL:048-462-8581
開催時間:11:00-14:00
開催日:4月29日(土・祝)
(鯉のぼりの展示:4月17日(月)-5月13日(土)を予定しています)

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。