和光市でSDGsの風を感じる「そらよみヤミー」のイベントへ

みなさんは、解放感ある空の下で、本を読んだり、おにぎりを食べることは好きですか?

とても楽しくて気持ちの良い、ストレスフリーな空間ですよね。

今回は、そんな楽しい時間を過ごせるイベントをご紹介したいと思います。

「そらよみヤミー」のイベントへ行こう!

2022年2月23日水曜日、和光市樹林公園・南駐車場付近でおこなわれました「無料本交換会 おべんとヤミー」。

不要になった本を持ちより交換しあったり、和光市内で購入したお弁当を子どもらを中心に無料配布してくれるイベントです。

今回、私も初めておじゃまをしました。

最初は、大きな樹林公園の中で、はたしてたどり着けるのだろうかという不安があったのですが、南駐車場をめざしていけば全く問題なく会場を見つけることができたので、まずはホッとしました。

それに、遠くからもわかるようにのぼりが立っているので、地理に不安なかたでも問題なく会場がわかると思います。

お天気にもめぐまれ、とても解放感がある会場についたとたん、ブルーシートの上に色とりどりの本がならんでいるのが目に飛び込んできました。

それを見た瞬間、「わ~!」と気持ちが華やぐのを感じました。

本好きにはたまらない、ワクワクとした感覚です。

さて、どんな本があるのだろう?

どこから見よう?

そんな気持ちがわきあがります。

一緒にきた息子も、興奮したように大喜びしながら本をながめていました。

でも、この「無料本交換会・おべんとヤミー」という活動、「そらよみヤミー」というイベントの中のひとつなんです。いったいどんなイベントなのでしょう?

ふと、そんな疑問が浮かびました。

「そらよみヤミー」って、どんな人たちがしているの?

「そらよみヤミー」とは、和光市内及び近郊から集まった25人のメンバーで構成されている、チームSDGs「わこサス」が主催したイベントです。

チームSDGs「わこサス」とは、“子どもたちのために美しい地球を残したい、持続可能な街づくりをしたい、誰一人取り残されない社会を作りたい”という思いのもと、コロナ禍に立ち上げた、和光市で持続可能な社会の実現に向けた活動をされている市民団体のみなさんの名称です。

今回のような、いらなくなった・使わなくなった本の交換会(ほかに服もあるそうです)や、和光市内で購入したお弁当を子どもらにとどける“おべんとヤミー”などのイベントもその活動の一つであり、子どもたちのためのイベントや勉強会を空気のキレイな場所や空の下で開催している(農業体験などもされているそうです!)のだそうです。

とてもすばらしいですね。

恥ずかしながら、和光市にこのような市民団体がいらっしゃるとは全く知らなかったので、私はビックリしてしまいました。

でも何も知らなかった分、今回このイベントを通じて、どのようなことがSDGsにつながっていくのか、それが学べるのではないか?という期待も生まれてきました。

SDGsの意味を知りましょう

「SDGs(エスディージーズ)」とは、「持続可能な開発目標」という意味の英語の略になります。

そして、2015年に国連総会で決められた、2030年までに目指したい17の目標のことをさしています。

目標の内容としては、

  1. 貧困をなくそう
  2. 飢餓をゼロに
  3. すべての人に健康と福祉を
  4. 質の高い教育をみんなに

などの目標が17個かかげられていますが、もちろん一人の力で叶えられるような目標ではないと思います。

むしろ、一人では無理な目標ばかりではないのでしょうか?

だから、最初は本当にささいなことから始めてみれば良いのだと思いました。

たとえば、プラスチックのゴミを減らすために、ペットボトルの飲み物をやめてマイボトルを持ち歩くようにするとか、暖房器具を必要以上使わないために湯たんぽを使うようにするなど。

自分にできることを少しずつしてみることが、SDGsへの一歩なのかもしれません。

好きな本を探してみよう!

では、じっさい無料本交換会に参加してみましょう。

青空の下、いろんな本がブルーシートにいっぱいならんでいます。

見知っている本たちもいくつかあり、いまかいまかと新しい持ち主を探しているようでした。

なるほど!

こうやって次の人たちの手に、どんどんバトンのように渡されていくことが、持続可能な社会を作るということにつながっていくのかもしれませんね。

さらに、これだったら私にもできそうなので、我が家にある本たちもここに持ってこようかな?という気持ちにまでなってきます。

どうしてもSDGsというと少しむずかしく考えがちですが、まずはこんな風に気軽にはじめることが大切なのでしょう。

また数々の本の中から、自分だけの本を探し出す宝探しのような気持ちも楽しめて、子どもにも大人にも、また新しい楽しみ方を提案しているように感じました。

我が家の息子は、ずっと探していたハムスターの本が偶然にも見つかり、本当によろこんでいました。
(その後、決められた表に名前を書いて本の受けとりは終了です)

凄い!これこそ宝探しだ!と、私もとてもうれしかったです。

こういう偶然が重なるので、イベントには何度も足を運ぶことをおすすめします。

また交換会とありますが、もちろん手ぶらでも大丈夫だそうです(我が家もそうでした)。

そういう窓口の広さが、本当にありがたいなぁと感じました。

「おべんとヤミー」でおいしいお弁当を食べよう!

さらに12時ごろになると、子ども向けに「だんごの美好」さんの“おにぎり唐揚げセット”の無料配布がありました。

「だんごの美好」さんは、和光市内外でも人気の和菓子屋さんです。

子どもたちの呼び込みで、同じ年代の子どもたちに配布する姿がとってもかわいらしく、見ているだけでホッコリしました。

私も息子と一緒にいただきましたが、美好さんの温かな味わいのおにぎりと唐揚げがメチャクチャおいしくて、和光市には優しさがつまったイベントとおいしいお店が、こんなにあるのだなと心も体も豊かになるような気がしました。

チームSDGs「わこサス」さん、本当にステキなイベントとお心遣いをありがとうございました。

「そらよみヤミー」でSDGsの風を感じてみませんか?

「無料本交換会 おべんとヤミー」に、今回初めて参加させていただきました。

チームSDGs「わこサス」のみなさんのイベントから感じた、子どもたちへの愛情、和光市への今後の希望。

そんな、いろいろな気持ちを、いっぱい感じることができました。

これからも、こんなステキなイベントに私も参加して行きたいと思います。

みなさんも、どうぞSDGsの風を感じに、和光市のイベントまで気軽に足を運んでみてくださいね。

無料本交換会 おべんとヤミー (和光市樹林公園内)
住所:埼玉県和光市広沢3番地内
アクセス:東武東上線和光市駅から徒歩20分
東京メトロ有楽町線和光市駅から徒歩20分
東京メトロ副都心線和光市駅から徒歩20分

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。