豊かな知識と愛情がいっぱいの「和光市図書館(本館)」

みなさんは、最近図書館にいかれましたか?

ちかごろの図書館は、ただ本を読んだり貸し借りをするだけでなく、市民のコミュニティスペースのような存在になっています。

私は子どもの頃から本が大好きで、学校の図書館からはじまり、大人になってからは最寄りの図書館に足しげく通って、勉強をしたり、資料を探したり、興味をもったありとあらゆる本を借りてきました。

和光市に住むようになってからも、それこそ数えきれないほど図書館に通いましたが、今は息子が多量に借りる本を抱えて帰る役目も増えて…、思えば自分の役割を変えながらもずっと本と図書館に関わり続けてきました。

そんな和光市民が立ち寄る場所、和光市図書館を今回はご紹介したいと思います。

図書館をさがしてみましょう

和光市には図書館がいくつあるかご存知ですか?

今回調べてみて驚いてしまったのですが、分館を入れて5つもありました。

  1. 和光市図書館(本館)
  2. 和光市図書館下新倉分館
  3. 中央公民館図書館
  4. 坂下公民館図書館
  5. 南公民館図書館

以上の5館です。

正直、こんなにあったのか!と思ってしまいました。

今回は私がよく通っている、和光市図書館(本館)に行ってみようと思います。

(写真は、図書館のご好意で休館日に撮影させていただきました。館内整理日におじゃましましたので、少し荷物等が写りこんでいます。どうぞご了承ください)

和光市図書館(本館)はどこにある?

本館は、サミットストア・シーアイハイツ和光店の隣に併設されています。

サミットさんの入り口横に階段があり、そちらを降りると正面が図書館の入り口です。

入り口前には、書籍やDVD・CDを24時間返却できるボックスが置いてあります。

仕事で遅くなっても、うっかり夜中に思い出しても、あわてず返却することができますよ。

それぞれの生活習慣にあわせて、自由に利用できるのがありがたいですよね。

私も、こちらのボックスには何度も助けられました。

コロナ禍に対する試みとは?

このように、図書館は市民に優しく窓口も大きく開かれている存在でしたが、2020年以降のコロナ禍のため、利用方法もさまがわりをしました。

短時間の滞在時間。

キッズスペースの縮小などなど。

利用者の私たちもこの変化にとまどいましたが、それ以上に図書館側のみなさんの驚きや不安の方が大きかったのではないでしょうか?

しかし、「マスクの着用」「手洗いなどの手指衛生」「ソーシャルディスタンス」などの感染対策を徹底することで、図書館の安全性は確保され、今や私たちが安心して通えるようになりました。

それはやはり、図書館のみなさんの努力の賜物だと思います。

貸出返却カウンターのビニールの仕切りや図書除菌機などもあり、その徹底さに頭が下がる気持ちでした。

またカウンターのビニールに、ご当地キャラの「わこうっち」や「さつきちゃん」が貼られてあるのも良いですね。

子どもも大人もホッコリ安らげる、優しい心遣いだなぁと感じました。

2022年3月22日火曜日からの利用方法として、以下の通りになっています。

図書館の開館時間は通常通り、平日は座席札不要。(なるべく短時間の利用)

土日祝日及び平日の混雑時は、引きつづき滞在時間は2時間以内。(座席は座席札を取って利用しましょう)

制約はありますが、そちらを守りつつ安全に楽しく利用したいですね。

和光市と本への愛情を感じる和光市図書館(本館)

それでは、図書館に入ってみましょう。

和光市図書館(本館)を初めて訪れた時、まず驚いたのが、エレベーターホールやエレベーター内、図書館内の掲示物の多さでした。

和光市のイベントから本に関する情報、さらに図書館のイベントなど、色とりどりのチラシが貼られ、掲示物が私たちに情報を投げかけてきます。

こんなに和光市ではいろんな活動があるのか!今、この本が人気なのか!

大人の本から、児童図書、ヤングアダルトの本の情報など、それを眺めているだけでワクワクしてきてしまいます。

そして何より図書館のみなさんの、「和光市を知ってもらいたい」「いろんな本に触れ合ってもらいたい!」という気持ちが、それら掲示物から強く感じられ、ステキだなぁと思わずにはいられませんでした。

エレベーターで3階までのぼると、そこから図書館のはじまりです。

入って目の前には、テーマ別にそろえられた企画展示コーナーがあります。

毎回違うテーマの書籍がならぶため、自分では思いもしない本と出会うことができます。

こちらの棚から新しい世界がひらけることもあるので、私は毎回チェックをするようにしています。

そこを右手に曲がると、貸出返却のカウンターです。

貸出数は、

①本・雑誌が15冊

②CD・DVDがあわせて3点まで

貸出期間は2週間になっています。

カウンター手前の、通常は返却されたばかりの本が置いてある棚もおすすめです。

こちらは人気のある本がスルっと置かれてあったりするので、結構な確率で話題作に出会うことができます。

今度図書館を訪れた時には、ぜひチェックしてみてください。

返却が無事に終わったら、自分のアンテナにひっかかる本を探しにいきましょう!

多才な書籍類もあいかわらず豊富で、本がズラッと並んでいるのを見るだけでウキウキしてしまいます。

もしお目当ての本がどこにあるのか分からなくても、図書館に置いてあるパソコンで検索することができます。

キーワードや、作者名、本のタイトルなどから検索が可能ですから、迷ってしまったら利用してみましょう。

そして、借りたい本が決まったら、カウンターで貸出しの手続きをしましょう。

貸出カウンター以外に本館にはセルフの貸出コーナーもありますので、状況に応じてそちらを利用してみてください。

ヤングアダルトコーナーとキッズスペースの充実

ここ最近の図書館の特徴として、ヤングアダルトコーナーとキッズスペースの充実を感じています。

こちらの本館も例にもれず、ここ数年でヤングアダルトコーナーとキッズスペースの規模がどんどん大きくなったように思います。

どちらのコーナーも、日本から海外の本に至るまで、今読んでほしいもの、将来に役立つようなものなど、いろんな角度から考えられて選ばれた本がならんでいます。

滞在時間は短くなってしまいましたが、キッズスペースの方も充実していて、今でも子どもたちが楽しく遊び、お母さま方がほんのひととき休んでいるようすを見ることができます。

現在子どもたち自身が、ネットから情報を得るネット社会です。

けれど、それ以上の知識と喜怒哀楽を「本」はあたえてくれます。

どんな本でも良いので、彼らがこの図書館の本を一冊でも多く読んでくれればうれしいなと強く思いました。

本の素晴らしさとはなんでしょう?

今回、和光市図書館(本館)の掲示物や陳列を見ていて感じたことがあります。

どうしたらみなさんに分かりやすく見てもらえるのか。

どうやったらいろんな本を手に取ってもらえるのか。

どうすれば安心して居心地よく滞在してもらえるのか。

そう強く願っていることでした。

そのため、みなさんが試行錯誤を重ねて努力しているようすに、私はとても感銘を受けました。

では、「本の素晴らしさ」とはなんなのでしょう。

本は豊かな知識の宝庫であり、自分ではない誰かの人生をあゆんで体験することができる最大のツールである。

それに尽きるのではないでしょうか?

いろいろと制約の多い時代ですが、心の中は豊かで自由でありたいです。

そしてそれが、図書館をささえるみなさんの強い願いなのかもしれません。

みなさんも、心の豊かさと自由を求めに、和光市図書館(本館)へいらっしゃいませんか?

ちなみに、和光市内に住所が無くても、市内の学校や会社に通っているのであれば貸出は可能です。

どうぞ、いろいろな本に出会いにきてくださいね。

和光市図書館(本館)
住所:〒351-0114埼玉県和光市本町31-1
アクセス:東武東上線和光市駅南口から徒歩7分
     東京メトロ有楽町線和光市駅南口から徒歩7分
     東京メトロ副都心線和光市駅南口から徒歩7分
     和光市駅南口から「和光市内循環バス(南コースまたは北コース)」で「図書館前」下車
TEL:048-463-8723
開館時間:9:30-20:00 (土・日・祝日:9:30-18:00)
休館日:館内整理日(第2木曜日・第4木曜日)1月の第2木曜日は開館します。
    第2・第4木曜日が祝日の場合は開館し、翌日休館となります。
    特別図書整理期間
    年末年始(12月28日から1月4日まで) 
※新型コロナウイルス感染拡大等により、開門時間等が記載と異なる場合があります。訪問時は事前に確認ください。

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。