朝霞駅の東口側は多くの畑が点在しており、野菜の直売所がいくつもあります。
そのうちの一つ「あいざわ農園」さんは、江戸時代頃からご家族で農業を営んでいる農家さんです。
約5年前に脱サラして後を継がれた相澤さんは、ご家族と共に約20品目も栽培しています。
季節ごとに、旬の採れたて野菜が並ぶ直売所
「あいざわ農園」さんの直売所では、その日に収穫された、季節の採れたて野菜を販売しています。
夏野菜は、なす、おくら、唐辛子、きゅうりなどです。
7月には、まるごとのスイカがクーラーボックスに入っていました。
そこには、「もし甘くなかったら、交換します」というメッセージが書かれていて、お人柄を感じました。
他の季節では、いんげん、スナップえんどう、大根など、さまざまな種類があります。
おいしい上にお値段も安いので、朝9時頃にはほとんど売り切れ状態になることも多々あり。
車で買いに来ている人もいるので、知る人ぞ知る直売所なのかもしれませんね。
自宅で手軽にポップコーンが食べられる!?
そして今回は、なんと!『ポップコーン用のとうもろこし』がありました。
とうもろこしは、1か月ほど干してから販売されます。
完全に乾燥していないと、おいしいポップコーンにならないからです。
「どうやって作れば良いのだろう?」と思っていたところ、ちゃんと『ポップコーンの作り方』のレシピが書かれた紙が置いてありました。
さっそく自宅でコーンを一粒一粒とってから、フライパンへ。
1分ほどでパンパン!と音が鳴り始めたので、ちょっと蓋をあけてみたら、ぽん!ぽん!と勢いよく飛び出してきて、慌ててしまいました。
とうもろこしの半分弱ほどでも、たくさんのポップコーンが完成。
お味はというと…さすが自然素材。最高においしかったです。
地元の野菜とお花で、見ても楽しめる野菜直売所
畑の横には、相澤さんのお母さまが趣味で育てていらっしゃる、ひまわり、百日草、デイジーなどさまざまな花が植えられています。
春には、もっと色とりどりの花々が咲くそうなので、また違った景色が見られそうですね。
人が通れる様に道が作られていて、草花を鑑賞することができる癒しの空間です。
花々の種をとり、春と秋に撒いて株分けもして「気が付いたら何種類も増えてきた」と、お話してくださいました。
一般公開はしていないですが、畑にお母さまがいらしたら、お声がけすれば見せていただけるとのこと。
こちらの花々は、生花やドライフラワーにして、野菜と共に不定期で販売しています。
朝霞の地酒「本格人参焼酎」は秋冬ニンジン
※写真提供:へべれけ酒販
朝霞は言わずと知れた「ニンジン」が特産品の、キャロットタウンです。相澤さんは、ニンジンの栽培はもちろん、なんと「本格人参焼酎へべれけ」を、製造・販売されています。
朝霞産にんじんを「地元の人にもっと楽しんでもらいたい」、という想いから作られた本格焼酎。
実は、朝霞駅・朝霞台駅周辺の約15の飲食店で呑むことができます。
2023年度の大規模夏祭り・彩夏祭では、『関八州よさこいフェスタ』にて、鳴子大賞の副賞として「へべれけ」が贈られたとのこと。
朝霞の地酒となりつつある『人参焼酎』は、今年の販売は10月頃なので楽しみに待っています。
朝霞市報も飾った巨大カボチャ
※写真提供:あいざわ農園
地元の畑をもっと身近に感じてもらいたいと、道路沿いの人通りが多い場所で巨大カボチャを栽培。
まさに地元の人々を楽しませてくれており、フォトスポットにもなっています。
今年8月に収穫されたカボチャは、市役所や朝霞にあるスーパー「カインズ」にも展示されました。
巨大カボチャは、昨年の朝霞市報の表紙になり、とても大きくて驚いたことを覚えています。
これからも、地元農家さんの野菜を積極的に食べて、毎日を元気に過ごしたいと思います。
あいざわ農園
住所:埼玉県朝霞市根岸台4-1-7
アクセス:東武東上線「朝霞駅」から徒歩約11分
営業時間:8:00頃から、なくなり次第終了
定休日:不定休(天候不良のときや、収穫できなかった時など)