ふじみ野駅西口から約15分ほど、少しお散歩する感覚の距離にある、住宅街の一軒家。以前は和食店でしたが、久しぶりに前を通ったら、紺色の看板があり、思わず見入ってしまいました。
わかりやすい店名「みんなのごはん」、そして「自然派おばんざい」と書かれており興味津々で訪店しました。
ランチタイムに訪問
以前の和食店の際にも何度か訪問しているお店だったので、駐車場があることはわかっていました。我が家からは少し距離があったので、車で訪問しました。
平日の13時すぎに訪問したのですが、駐車場も満車近くて驚きました。人気のお店のようですね。
店の入り口には、メニューがわかりやすく掲示されています。店内に入ると、カウンター席のほか、複数のテーブル席があります。窓際は障子で仕切られたスペースになっていますが、以前使用できた和室エリアは、現在は食事利用には対応していません。
メニューは、Aがお肉、Bが魚ランチで¥1100
この日のお客様のほぼすべてがAランチのお肉定食を食べていました。私も肉好きなので、Aを注文しました。
まずはサラダとお茶とスムージーが登場。このスムージーはりんごが入ってるため、見た目の緑色に反して、非常に飲みやすくおいしかったです。
そして定食が提供されました。メインのお肉に、おばんざいの小鉢が3つ。そしてごはんと汁物です。おばんざいも非常に味付けがやさしくて、おいしかったです。
特に、他のお客様からも質問攻めだったのが、おぼんの一番左上にあったきんぴらです。独特のシャキシャキ感があり、一体何の野菜だろう?と皆が口々に聞いていました。
これは、ブロッコリーの茎でした。調理人の方いわく、「捨ててしまうのはもったいない。食べられる部分がたくさんあるので、ぜひそれを知ってほしくて料理しています」とのことでした。
汁物の中にも、たっぷりの野菜が入っていてうれしかったです。
カウンター席だからこそ発見!
私はカウンター席に座っていたので、、カウンター内で料理をしているスタッフの様子がよく見える位置でした。すると奥の厨房から土鍋を持ってきて、混ぜ混ぜしている姿に遭遇!
そうなんです、こちらのお店では土鍋でごはんを炊いているんです。最高においしかったです。
スタッフが少しゆっくり?
配膳スタッフの中には、ゆっくりと丁寧に作業をしている方もいらっしゃいました。
後で知ったのですが、こちらのお店は「みんなの子育て拠点 まごころBASEふじみ野」として、多様な子どもたちを支援する場でもあり、障がいを持つ方々も数名働いているとのことです。中には対応がぎこちなく、お客さまが不満を感じることもあるそうですが、お店としては、そういった姿を温かく見守ってもらえるような場所を目指しているそうです。
お店の一部が、ひきこもりや不登校、発達障がいや医療的ケアを必要とする子どもたち、またその保護者を支援する訪問看護ステーションとしての役割も担っています。そのために入口には2階に・・・という案内も出しているとか。
この施設を運営しているのは「まごころグループ」。川越にある多機能型事業所として、しいたけ栽培をはじめ、障がい者の就労支援に取り組むほか、農家さんとも幅広く連携しているため、新鮮で旬の野菜を仕入れることができるのだとか。
障がい者支援施設ということを前面には出したくないので、看板には何も書いてはいませんが、あえて隠しているわけでもなく、普通の生活の中のひとつにとらえてもらえるようなお店にしたいですとのことでした。こういう場所は必要ですね。
食事だけではなく、「実はうちにも障がい児がいるのですが・・・」という相談事も脇でチラホラ話しているのが聞こえました。こんな場所なら、相談しやすいのだろうな!と納得しました。
ぜひお近くを通る機会があったら訪問してみてください。
みんなのごはん
住所:埼玉県ふじみ野市大井2-2-2
アクセス:東武東上線「ふじみ野駅」西口から徒歩約15分
営業時間:11:30-14:00 (ラストオーダー13:30)
電話番号:070-7570-8592
定休日:日・月
駐車場:あり
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。
・商品がなくなり次第閉店。