志木の「産財氷川神社」でゆっくり初詣!本殿は市指定文化財!?

あけましておめでとうございます!

みなさん初詣は行かれましたか?

志木市はやはり「敷島神社」が有名ですよね。

敷島神社境内にある「田子山富士塚」は令和2年に国重要有形民俗文化財に指定されたばかり。

初詣はかなり混むだろうな〜…
どこか他にいい神社ないかな?

あっ!
そういえば以前から気になっていた神社があった!

ということで、志木市にある「産財氷川神社」へ初詣に行ってきました。

なんと「産財氷川神社」にも富士塚があるんです!
さらに、本殿は市指定文化財に登録されているとてもすばらしい建造物なんですよ。

見どころがたくさんの「産財氷川神社」をご紹介していきたいと思います。

静かで、落ち着いて参拝できる穴場の神社

わたしたちが訪れたときは、参拝に来ている人はちょうど誰もいませんでした。ラッキー!

この「産財氷川神社」は通りからは見えず、少し奥まったところにあるのでもしかしたら知らない人も多いのかもしれません。

広くはありませんが、落ち着いた雰囲気のいい神社です。

車の音も聞こえずとても静か。
ゆったりとした空気が流れています。

神社の裏手は荒川の堤防になっているため、陽の光を遮るものは何もなく、晴れた日は日差しを浴びてぽかぽか気持ちがいい!

鳥居をくぐると、右手に手水舎があります。
今は使われていないようですね。

なんと境内には遊具がありました!

今は見ることが少なくなった回転ジャングルジム、砂場、鉄棒、ブランコ。

これだけあれば子どもは充分遊ぶことができます。

公園としても穴場では!?
いいところ見つけたなあ。

とても静かなので、拝殿ではゆっくりと参拝することができました。

混んでいると後ろに並んでいる人のことを気にしてささっと済ませなくてはならないので、ちょうど誰もいないタイミングでよかったです。

市指定文化財の本殿 珍しい建築手法・繊細な彫刻がすばらしい!

さて、参拝も済んだことだし噂の本殿を見に行きましょう!

拝殿の前に、本殿について書かれた説明看板がありますよ。

ふむふむ…
本殿は、明治時代に建立されたそう。

珍しい建築手法で造られ、鯉の滝のぼりや登り竜・下り竜などの彫刻もすばらしいことから質の高い優れた建造物として志木市の指定文化財に登録されたようです。

さっそく覆屋を覗き、中にある本殿を見てみると…

う、美しい…!

縁を支えている腰組の華やかなこと。
至るところに施されている彫刻もすばらしい!

横から見ても、ただただ美しい!

彫刻の彫り込みがとても細かいです。

どの角度から見てもすばらしく、語彙なんて吹き飛び「すごいなぁ…」という言葉しか出てきません。

志木市指定文化財というのも納得です。

100年以上も前の建造物が、こんなにきれいな状態で残っていることにも驚きました。

一緒に行った家族とじっくり眺めて、

「登り龍どこにいると思う?」
「あそこの彫刻は下り龍じゃない?」

なんて目を凝らしながら探すのも楽しかったです。

迫力満点の富士塚!ぜひ生で見ていただきたい!

本殿を見た後は、富士塚を見に行きます!

一度、鳥居をくぐって境内の外に出ます。
そして外から神社の右側を通り拝殿の方へ向かうと…

灯籠の奥に富士塚が見えました!

すごい!なんという迫力…!

写真では伝わりきらない、迫力と存在感があります。

山の斜面には石碑や石像の数々。
見上げると、頂上には一際大きな石碑が鎮座しています。

厳かな雰囲気をかもしだしていて、とても神秘的です。

「山にのぼらないでください」と書いてあるため、登山はできませんが見ているだけでも楽しめます。

よく見てみると、「一合目」「二合目」と書かれた石がところどころにあります。

上にいくにつれて数字が大きくなっていて、四合目まで見つけることができました。

富士塚は富士山に見立てて造られているので、実際の登山道にある合目石まで再現されているんですね。おもしろい!

志木市の文化財マップにも載っているので、ぜひ他の文化財とあわせて見に行ってみてくださいね。

産財氷川神社
住所:埼玉県志木市中宗岡2-29-12
アクセス:東武東上線志木駅東口から国際興業バス「宗岡循環(宿回り)」行き「氷川前」下車、徒歩2分
電話番号:049-251-7520(宮司宅)

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。