3歳の息子の「公園に行きたい!」というリクエストに応え、東武東上線「みずほ台駅」から徒歩17分の場所にある「水子貝塚公園」に家族で行ってきました。
歩いていると、息子が「公園に着いたらすべり台する!」とうれしそうに話しかけてきました。
ただ、「水子貝塚公園」は、約4万㎡の面積の広い公園なのですが、遊具はありません。
遊具がなくて愚図ったらどうしよう…なんて少し不安に思いながら公園に到着しました。
約4万㎡の広い園内でのんびり
園内に入って、まず息子が飛びついたのは、木でできた展望台です。
「遊具っぽいものがあってよかった…」と内心ほっとしながら、展望台を上ってみると、そこにはとても不思議な景色が広がっていました。
復元された竪穴住居がところどころにある風景は、まるで縄文時代にタイムスリップしたかのようです。
北風が冷たい寒い日でしたが、中央の芝生ではたくさんの家族連れがキャッチボールや、凧揚げ、フリスビーなどを楽しんでいました。
私たちも、サッカーボールを持ってきていましたが、人とぶつかることもなく、思いっきり遊ぶことができましたよ!
また、芝生の周りには582mの園路があって、ジョギングやウォーキング、犬の散歩をする人たちがいました。
自転車やキックボードは禁止なので、小さい子どもも安心して歩かせることができます。
園路の外側には縄文時代の森が復元されていて、クヌギやケヤキ、ササやウツギナラなど、約11,000本の木が植えられているのだそうです。
息子はどんぐりを拾ったり、落ち葉を踏む「ザクザク」という音を楽しんだりしていました。
家でYouTubeなどを見る息子も楽しそうですが、自然の中で遊ぶ時の顔は、はちきれんばかりの笑顔でした。
そんな笑顔を見ることができたことも親にとってのパワーチャージです!
縄文時代にタイムスリップ!?
水子貝塚公園は、園内のところどころに復元された竪穴住居があります。
竪穴住居は全部で5棟あり、その中の1つはなんと入ることができるようになっていました!
恐る恐る入る息子…。
建物内は思っていたよりも広く、しっかりとした骨組みで驚きました。
また、当時の暮らしを人形で再現していて、釣りに行こうとする男性、料理をする女性、子どものお世話をする女性や遊ぶ子どもたちがいました。
約5500年も前にこの地で、今の私たちにも通じる人々の「暮らし」があったと思うと、なんだかロマンを感じました。
展示館・資料館は、全て無料!
園内には、展示館と資料館があり、それぞれ無料で入ることができました。
展示館には、水子貝塚から出土したという人骨や犬の骨もあり、少しぎょっとしましたが、子どもは「ガイコツ!」と喜んでいました(笑)。
資料館には当時の人が使っていた土器や、衣服などが展示されていました。
ムササビを表現したという土器は、器というよりもはや芸術作品のようでした。
麻で作った洋服や、ショルダーバッグのようなものも、とてもよくできていて縄文人もオシャレを楽しんでいたことがわかりました。
公園内では、まが玉作り、貝のうでわ作り、火起こし体験、古代の鏡作りなど、無料から数百円で体験できるイベントもおこなっているそうです。
私たちが行った時は残念ながらおこなっていませんでしたが、事前申し込みは不要とのことなので、次回はぜひチャレンジしたいなと思いました。
森の中にある学習広場で体験イベントをおこなっているようです。
園内アナウンスは声優の飯田里穂さん
展示館から外に出ると、園内アナウンスが流れていました。なんだかアニメのようなかわいい声だな~と思っていたら、テレビアニメ「ラブライブ!」の星空凛役を務めた声優飯田里穂さんの声でした!
コロナ禍でイベントに参加する人たちが少なくなってしまったなかで、園の職員が富士見市出身で富士見市のPR大使も務めている飯田里穂さんに園内アナウンスをしてもらうことを発案したそうです。
アナウンスは、毎日正午と午後3時、閉園5分前の計3回放送されているそうなので、聞けたらラッキーですね!
帰りは園内の自動販売機で、喉を潤して帰りました。
遊具のない公園でしたが、息子は「またこの公園に来たい」と大満足していました。
園内には、多目的トイレやオムツ替え台が完備されていて、車いすの方や、小さなお子様連れの方も安心して過ごせるようになっていました。
無料で遊んで学べる公園「水子貝塚公園」にぜひ、ご家族で出かけてみてください。
水子貝塚公園
住所:埼玉県富士見市水子2003-1
アクセス:東武東上線「みずほ台駅」東口から徒歩17分
電話:049-251-9686
営業時間:09:00~17:00
休園日:なし