小さいけれどいろんなものがつまっている和光市の「あさかわ公園」に行ってみよう!

埼玉県和光市にある「あさかわ公園」は、とても小さな公園です。

旧川越街道沿いで、笹目通りと交差する場所に設置されていますが、今ならヤオコー和光丸山台店駐車場側の道と旧川越街道が交差した場所と言った方がわかりやすいかもしれません。

幹線道路から一段上がった場所にある公園なので車の心配もなく、小さいながらもコンビネーション遊具とスプリング遊具が揃っている、見た目よりもしっかりと管理された公園です。

今回は、小さいけれどいろんなものがつまっている「あさかわ公園」をご紹介したいと思い
ます。

子どもの気持ちになってみる

マンションと道路にかこまれて日影が多く、小さなお子さん連れのお母さんを時々見かけるくらいのこじんまりとした公園。

それが、「あさかわ公園」のイメージです。

あまりにこじんまりとしているので見落としがちになり、私も今回初めて足を踏み入れました。

ではどうして、今回この公園に行ってみよう!と思ったのでしょうか。

それは、我が家の息子がこの公園を推薦してきたからです。

「おもしろそうな公園だから、一度行ってみてよ!」と推薦する息子は、さらに「楽しい遊具もあるし、緑も多いし、ステキな公園だよ!」とキッパリと教えてくれました。

そうか、子どもがそういうのなら、きっと良い公園に違いない!

そう思った私は、子どもの気持ちになって、この公園の魅力を探してみることにしました。

どんな空間が広がっているのでしょう。

小さな子どもにやさしい空間

「あさかわ公園」は成増方面から旧川越街道の坂をのぼりきった場所にあるので、とても高いところに作られた公園に感じられます。

まわりは旧川越街道をかこむように作られたマンション・建物が多く、それが日影を作ってしまっているように見受けられますが、私が訪れた2023年3月末は日差しが多く暑いくらいの陽気でした。

さぁ、入口から入ってみましょう。

入口を入ると、右手にスロープがあり、左手に階段がありました。

スロープは若干角度がありましたが、これならベビーカーも問題なさそう。

小さなお子さんを連れたお母さんも無理なく訪れることができそうです。

スロープのとなりには長い階段があって、近くのマンションに続いているようでした。

この公園へくるための階段なのかな?

和光市にずっと住んでいて、この道も数えきれないほど通っているのに、まだまだ知らないことがあることに驚いてしまいます。

スロープをゆっくりのぼると、土の地面があらわれました。

ここからが公園の始まりのようです。

いろんなものがつまった楽しい公園

スロープをのぼりきると、目の前にシンボリック的な大きな木が立っていました。

とても存在感のある大木です。

息子が「緑が多い」と言っていた言葉通りの風景。

でも、こんな自然豊かな木があるとはまったく知りませんでした。

「あさかわ公園」の看板の横には、長めのベンチ。

中央には、コンビネーション遊具。

奥にはスプリング遊具が3体あって、子どもたちを待ち構えているようでした。

さらに奥には、きちんと整備された花壇まであります。

実際に足を踏み入れてみてわかりましたが、想像以上に狭い敷地です。

それなのに「あさかわ公園」は、遊具・ベンチ・花壇がそろい、すべてが絶妙な配置で整えられています。

どうして今まで、こじんまりしているという理由で一度もここを訪れなかったのだろう。

そう悔やまれるほどでした。

おもしろさに満ちた遊具にのぼってみると

コンビネーション遊具とは、たくさんの子どもたちが楽しみながら体力を増強できるよう、多くの遊び機能を取り入れた遊具のことです。

大きな公園では、かなり大掛かりなコンビネーション遊具を見ることができますが、「あさかわ公園」はシンプルだけれど、とてもおもしろい形をした遊具があります。

息子が言った「おもしろい」は、きっとこのコンビネーション遊具のことを指しているのでしょう。

階段をのぼり柵に手をかけながら歩いた先には、らせん階段のようにくるくると回転しているスロープ。

せまい敷地を生かすために考えられた必要以上に急なすべり台が、よけいに魅力的なコンビネーション遊具にしているようでした。

このコンビネーション遊具、実際のぼってみるとどんな風景が広がっているのかな?

気になった私は、童心に戻って確かめてみることにしました。

まずは少し角度がありましたが、小さなお子さんやお兄ちゃんでも無理なくのぼれそうな階段をのぼります。

一番上までのぼってみると、目の前の風景はこんな感じ。

旧川越街道が目の前に広がり、敷地内のスプリング遊具もはるか下にあるように感じます。

シンボリック的な木も、緑が茂り見事にそびえ立っているようすが伝わってきました。

子どもたちには、こんな風に見えているんですね。

なにごとも、実際やってみないとわからないものです。

らせん階段のスロープも上から見るとこんな風に見ることができました。

さすがに子どもサイズでないと難しそうだったので滑るのは断念しましたが、なかなかスリルが味わえそうな遊具でしたよ。

コンビネーション遊具を降りると、目の前にあるのがスプリング遊具です。

こちらは本当に小さい子向けの遊具ですね。

コアラ・パンダ・カバの3体があって、かわいらしく子どもたちを待っているようすに胸がほっこりとしました。

その後ろにある花壇も春の花が可憐に咲いていて癒されます。

その花壇を見るだけでも、とても愛情をもって整備された公園だということがわかりました。

コンビネーション遊具の前に設置されたベンチも、子どもの見守りにぴったりです。

確かにコンパクトな公園ですが、その分子どもに目が届きやすく、小さなお子さんでも遊ばせやすい憩いの空間なのではないでしょうか。

残念ながら、トイレや水飲み場はありませんが、サクッと子どもを遊ばせて帰るのには適した公園だと思いました。

「あさかわ公園」はどこにある?

「あさかわ公園」に行くには、和光市駅南口のロータリーを左に曲がり、ファミリーマート和光南口店を左折してニホニウム通りに入ります。

そのまま道なりに650mほど歩くと、左手に和光市立大和中学校が見えてきますので、次の十字路を右折しましょう。

そのまま道を下ると左手にミニストップ和光下新倉店が出てきますので、左折して旧川越街道に入って下さい。

さらに道なりに200mほど歩くと、右手に「あさかわ公園」があらわれます。

徒歩で、14分くらいでしょうか。

平坦な道が続き、近くにはヤオコーもありますので、お散歩やお買い物のついでに立ち寄るのにはちょうど良いと思います。

小さいけれど、おもしろくて緑のある公園

今回ご紹介した「あさかわ公園」は、実際訪れてみて体験をすることで、初めて良さがわかる公園だったと思います。

そして、子どもの観察力にはびっくりしました。

マンションや建物にかこまれている関係で日影が多く、夏は虫よけ対策が必須ですが、桜の季節には、旧川越街道沿いの見事な桜をシェアできる絶好のポイントでもあります。

小さくてコンパクトな公園だけれど、いろんな楽しいものと想いがつまっている和光市の「あさかわ公園」まで、どうぞ足をのばしてみてくださいね。

(施設名の左に配置)
あさかわ公園
住所:埼玉県和光市中央2-4
アクセス:東武東上線和光市駅南口から徒歩で14分
東京メトロ有楽町線和光市駅南口から徒歩で14分
東京メトロ副都心線和光市駅南口から徒歩で14分

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。