いろは親水公園の周辺では、春には桜、梅雨時期にはあじさいの花が咲きます。
また、四季おりおりでカモやサギなどの野鳥を見ることもできます。
この自然環境に恵まれたエリアに設定されたウォーキングコースをご紹介します。
スタートは志木市指定文化財の旧村山快哉堂前から
スタート地点は志木市指定文化財の旧村山快哉堂前にあります。
村山快哉堂は明治10年11月に建築された木造二階建て土蔵造りの店蔵で、平成7年に解体後、平成13年にいろは親水公園へ移築復元されたものだそうです。
いろは橋を渡って新河岸川沿い右岸を進み始めたところ「引又河岸場跡」という案内板を発見しました。
「引又河岸には江戸から、上りは肥料・鮮魚・塩・雑貨・石材などが運ばれ、下りは穀類・材木・燃料・醤油などを運んでいた」と書き記されていました。
かつてこのあたりは、商業の中心地だったのですね。
ホタルもいる?自然に囲まれた「こもれびのこみち」がある右岸エリア
さらに歩みを進めていくと「こもれびのこみち」という案内板があったので、寄り道をします。
全長約140mほどのこもれびのこみちでは、市内有数の斜面林を臨みながら自然散策と森林浴を楽しむことができます。
ホタルの保全活動もされているエリアということで、全身にマイナスイオンを感じられます。
こもれびのこみちにある遊歩道をのぼっていくと、夏祭りでは、一段とにぎわう敷島神社へとつながっています。
撮影の際も、小川のサラサラと流れる音が聞こえてくる、とても心地のよい場所です。
富士下橋からあじさいロードへ
こもれびのこみちをすぎて少し歩くと、地元の人たちから「赤橋」と呼ばれている富士下橋にやってきました。
昔は橋全体が赤だったということで「赤橋」と呼ばれていたらしいです。
現在は真っ赤ではなくなりましたが、引き続き「赤橋」と呼ばれています。
あじさいロードには色とりどりのあじさいが咲いています。
毎年、見事な咲きっぷりで、目を奪われます。
このあじさいロードの周辺は、春にはさくらが咲き、四季のうつろいを感じることができるエリアです。
遊具やウォーターパークも設置されていてにぎわう左岸ゾーン
宮戸橋を渡り、左岸ゾーンを進んでいきます。
このエリアの歩道は数年前に整備されて道幅が広くなり、歩きやすくなりました。
歩きやすくなったことで、このあたりを散歩する人は、以前より増えた印象です。
こちらはすべり台ならぬ「カパルだい」。
以前ゆるキャラグランプリで一位になったこともある愛らしいカパルのすべり台がお迎えしてくれます。
カパル台のちょっと先には、夏場はウォーターパークに変身する遊具のエリアがあります。
今年の水遊び期間は、7月24日~9月10日の毎日10時~16時30分だそうです。
雨天・荒天時には中止なので、お出かけの際には、いろは親水公園のホームページから確認をしましょう。
ウォーターパークを後にして、いろは橋に向かい、スタートした場所に戻ってきました。
新河岸川沿いをぐるっと一周するウォーキングコースでした。
なんと!このコースは2735メートルもあるんですね。
変化のあるコースなので、大人も子どもも楽しめそうです。
みなさんもぜひ出かけてみてくださいね。
志木市いろは親水公園ウォーキングコース
住所:埼玉県志木市中宗岡5丁目1
アクセス:東武東上線「志木駅」から徒歩約21分
「志木駅」より東武バスまたは国際興業バス乗車「志木市役所」下車徒歩約5分