水と河童と木々に癒される、志木の散歩道「せせらぎの小径」

志木市は河童伝説で有名で、教科書にも載っている民俗学者、柳田國男氏の著書にも出てきます。
志木市内にはあちこちに河童の石像があります。志木駅東口にもいくつかあり、駅構内にも「まねきがっぱ」という小さくてかわいい河童像がいます。ご存じですか?

そんな河童像達に会える、歩いて楽しい散歩道をご紹介します!

住宅街の真ん中に

志木市役所前からいろは橋を渡り、いろは通りを進んでいくと、「せせらぎの小径」という名前の交差点に着きます。ここを右に行っても左に行っても散歩道は続くのですが、今回は左に…。

なるほど、人工的に作られた小さな川が流れています。
両サイドにはそれぞれ一方通行の車道があり、住宅地の中の散歩道という感じです。

まるでちょっとした植物園

木々には説明がついており、読みながら歩くのも楽しい!
種類も豊富で、ヒメリンゴ、コブシ、カクレミノ、カツラ、クスノキ、ヤマモモ、キンメツゲ、イロハモミジ、キンメツゲ、ロウバイになんとビワの木も。一生懸命覚えたけど、これで全部ではなかったので、本当にいろんな種類の木が楽しめます。

咲き始めのアジサイの上で休憩するてんとう虫にも出会えました。
子どもも一緒に歩いたらもっと楽しかったかな。

市の花、ツツジなど低木の花もたくさん植えられていました。
春はツツジのピンク、初夏のアジサイ、秋は紅葉、冬は蝋梅の黄色や甘い香りも楽しめそうです。

河童像めぐり

お!いたいた!河童の「待太郎(まちたろう)」。うーん、待ってますねぇ。
近くに足跡もありました♪

「遊花子(ゆかこ)」…こちらは、遊んでますね(笑)。
低空飛行で空を飛んでいるような、気持ちよさそうな河童ちゃん。すぐそばにはベンチもありました。

休憩スポットに、トイレまで!

この散歩道、嬉しいことにところどころ休憩スポットが用意されているんです。

ベンチや椅子や、

東屋まで。

お散歩中の年配の方が休憩されている姿をちらほらお見かけしました。
歩いていて楽しくて、休憩もできて、

なんとトイレもあるんです!
すぐ近くにコンビニもない場所なので、これは便利!

ソーラー街路灯がつけられており、太陽光エネルギーが使われています。ランニングコストも抑えられて、なにより地球に優しい!

「せせらぎ」の小径を楽しむ


川は時折、右にいったり左にいったり。人工的に作られた川なのであまり水流はないのですが、せせらぎの音が楽しめる場所もありました。
ささやかな噴水になっていて、チョロチョロ、サラサラと水音が楽しめます。

静かな住宅街で、せせらぎの音を聞きながら散歩を楽しむ…なんだか贅沢な気分になります。

水飲み場まであります!ここまでくると一つの細長い公園のようですね…。
デザインも素敵。

いろは通りから歩くと、ゴールはここ。宗岡銀座商店街のあたりに出ました。
以前ご紹介させていただいた「マルシンミート」さんがすぐそばにあります。
スタート地点にしていた「せせらぎの小径」交差点付近には、これまた以前ご紹介させていただいた「エンゼル洋菓子店」があるので、お弁当やスイーツを買いながらのお散歩も楽しいですね!

お年寄りから子どもまで楽しめる、気持ちの良い散歩道。晴れた日はもちろん、雨の日も雨音を楽しみながらのお散歩ができそうです。目と耳と足で楽しむ「せせらぎの小径」、お散歩気分の日にはぜひ出かけてみてください。

せせらぎの小径
住所:埼玉県志木市中宗岡1丁目19
アクセス:(せせらぎの小径 交差点)東武東上線志木駅東口から徒歩30分 
東武東上線志木駅東口より国際興業バス「宗岡小学校」バス停から徒歩0分

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。