朝霞の日常に溶け込み、地元の人々の胃袋と心を満たし続けてきた昔ながらの町中華をご紹介します。
少し遅く起きた休日のお昼時、なんだか無性においしい中華が食べたいと思い立ち、お店へと向かいました。
街角にひっそりある昭和レトロなオアシス
朝霞駅からのんびりと歩くこと約10分、住宅街の路地に山来軒さんはあります。

住宅街にたたずむその姿は、初めて訪れる方には少し見つけにくいかもしれません。
ですが、その隠れ家のような雰囲気も魅力の一つです。
お店の前に立つと鮮やかな赤いのれんが風に揺れ、なんとも言えない昭和ノスタルジーを感じさせてくれます。
中からただよってくる香ばしいにおいに、待ちきれないと胃袋がなり始め、さっそく店内へ。
なんだかとても懐かしく、清潔感あふれる店内
「いらっしゃいませ!」
扉を開けると、厨房からひびくご主人の活気ある声と、ホールを切り盛りするおかみさんの優しくていねいな声が迎えてくれます。
店内を見渡すと、真っ赤なカウンター席に、なつかしい丸い椅子、そして昔ながらのテーブル席が並んでいます。

決して広くはない空間ですが、長年使い込まれたお店特有の、ホッと安らぐ空気が満ちているのを感じます。

初めて訪れる方でも、おかみさんのていねいな言葉遣いと温かい声掛けのおかげで、まるで実家に帰ってきたかのような安心感を覚えるはずです。
壁にずらりと並ぶ、心がおどる町中華メニュー
テーブル席に腰を下ろし、壁に貼られたメニューを眺める時間は、町中華ならではのひとときです。
山来軒さんには、ラーメンやチャーハン、ニラレバなど、町中華の定番メニューが豊富にそろっています。

「今日はどれにしようか……」あれもこれもと目移りしてしまい、なかなか決められません。
迷った末に今回私が選んだのは、お店の看板メニューとも言えるチャーハンと、自家製餃子の最強コンビです。
注文を済ませると、厨房から中華鍋を振る「ガッコン、ガッコン」というリズミカルな音が聞こえてきて、期待は最高潮に達します。
黄金色の輝きと、想像を超えるインパクト
ほどなくして、おかみさんが黄金色に輝くチャーハンと、こんがりと見事な焼き色のついた餃子を運んできてくれました。


餃子は一つひとつがチェーン店の倍ほどもありそうな大きさで存在感抜群!
このビジュアルだけで、「あぁ、今日ここに来て本当に良かった」と心から思わせてくれます。
五感を満たす、究極の町中華体験
それでは熱々のうちにいただきます!
まずはチャーハンから。

レンゲですくうと、ラードと醤油の香ばしいにおいが漂います。
具材は、角切りのチャーシュー、町中華のアイデンティティとも言えるピンク色のナルト、そしてあざやかな緑色のネギ。
この王道の具材たちが、口の中ですばらしいハーモニーをかなでます。
濃すぎず、絶妙な塩加減で、毎日でも食べたくなるような優しい味わいです。
続いて、待ちに待った特大の自家製餃子。

少し厚めでしっとりとした皮の中から熱々の肉汁がジュワッと滴り落ちてきます。
お肉がぎっしりと詰まっており、うまみに加えて、ニラとニンニクがガツンと効いた、非常にパンチのある味わいです。
大きさだけでなく、そのおいしさに思わず笑みがこぼれてしまいます。
朝霞の誇り!地元が生んだ有名人
ふと店内に目をやると、朝霞市民なら誰もが知っているあの人のサインとのぼりが飾られているのを見つけました。
そう、朝霞市出身の有名人といえば、大相撲で大活躍されている人気力士・大栄翔関です!
地元が生んだスーパースターが、自分と同じようにこの空間で、このおいしい中華を食べたのかと思うと、なんだかうれしくなりますよね。

45年の歴史と、変わらない人の温もり
こちらの山来軒さんは、ご夫婦でお店を切り盛りされており、45年前から朝霞の地で営業を続けている老舗です。

餃子が今の巨大なサイズになったのは、ご主人いわく「だんだんと大きくなっていった」のだとか。
そんな気さくなお人柄も、お店が長く愛される理由の一つです。
ぜひ一度、この温かいお店ののれんをくぐってみてください。
気取らない雰囲気の中で味わう、最高においしい王道チャーハンと、びっくりするほど大きくて愛情たっぷりの自家製餃子が、きっとあなたの心と胃袋を鷲掴みにするはずです。
山来軒(さんらいけん)
住所:埼玉県朝霞市本町1-7-8
アクセス:東武東上線「朝霞駅」から徒歩約10分
TEL:048-463-3959
営業時間:11:30-14:30 17:00-19:30
定休日:月曜日
駐車場:なし

























