東武東上線沿線にお住まいのみなさま、次の休日の予定はお決まりですか?
「近場でのんびりお出かけしたい」
「日常を離れて自然や歴史に癒やされたい」
そんなときにおすすめなのが、埼玉県富士見市にある難波田城公園(なんばたじょうこうえん)です。

ここは中世の城跡としての面影を残しながら、古き良き日本の農村風景や、季節ごとの美しい花々が出迎えてくれる地域のオアシス。
今回は、東武東上線鶴瀬駅からの親切なアクセスガイドをはじめ、園内の見どころを分かりやすくレポートします!
鶴瀬駅からバスで10分! ららぽーと経由の安心アクセスルート
まずは鶴瀬駅東口から東武バスに乗車。道が空いていれば、10分弱でららぽーと富士見に到着します。ここで西武バスの大宮駅行きに乗り換え、最寄りの富士見高校入口停留所で下車しましょう。なお、ららぽーとから志木駅東口行きのバスに乗るルートもあります。詳しくは公式サイトを確かめてください。

バスを降りたら、バスが走っていった方向とは逆の道をまっすぐ歩きます。しばらく進むと友愛家族葬ホールの建物が見えてきますので、そこを右に曲がれば難波田城公園の駐車場に到着します。

停留所からは徒歩約12分。ほどよいお散歩コースですが、一部道幅が狭い場所もあるため、車には気をつけて歩いてくださいね。
戦国時代の水堀と茅葺き屋根の古民家! 歴史を肌で感じる2つのゾーン
大自然に囲まれた約1万7000平方メートルの広大な敷地は、2つの魅力的なゾーンに分かれています。
城跡ゾーンには、中世に活躍した難波田氏の居城跡として、復元された水堀や土塁、木橋が並び、戦国時代の厳かな空気をそのまま伝えています。

もう一つの古民家ゾーンには、市指定文化財である「旧鈴木家表門」「旧大澤家住宅」「旧金子家住宅」の3つの貴重な歴史的建造物が移築・保存されています。これらは中に入って自由に見学することが可能です。

実際に「旧大澤家住宅」の薄暗い土間に一歩入ってみると、目の前に大きなカマドがドンと据えられていてびっくり!

かつてここで家族のために火をおこし、せっせと食事を作っていた人々の温かい営みがリアルに想像できて、教科書を読むだけでは味わえないジーンとした感動が込み上げてきました。
美しい行田蓮とトンボの楽園
難波田城公園は、四季折々の美しい花々が楽しめるスポットとしても知られています。

特に6月から7月にかけては見逃せないシーズン。取材に訪れた6月の園内の水堀には睡蓮が浮かび、大輪の行田蓮(ぎょうだはす)が美しく咲き誇っていました。

この時期には朝一番の澄んだ空気の中で美しく開く蓮を見ようと、多くの人々がカメラを手に訪れるそうです。
蓮池のすぐ近くまで寄って観賞できますが、雨上がりなどは足元がぬかるむことがあります。小さなお子様連れの方は手を引いて見守ってあげてくださいね。
また、蓮の写真を撮っていると、頭上をシオカラトンボや蝶々たちが気持ちよさそうにスイスイと飛び交う姿に出会えました。

都会ではなかなか見られない、虫たちにとっても大切なこのオアシス。羽音に耳を澄ませてぼーっと眺めているだけで、日頃の忙しさを忘れて心がじんわりリフレッシュされていきます。
冷暖房完備の資料館でひと休み! 鶴瀬の街が国民的漫画の舞台に?

園内を歩いて少し汗をかいたら、冷暖房が完備された富士見市立難波田城資料館の中で快適に休憩しましょう。園内には各所にベンチや水飲み場が整備されているため、体力を過度に使わずマイペースに回ることができます。

資料館の常設展示室では、戦国時代にこの地で活躍した武将・難波田弾正善銀(なんばた だんじょう ぜんぎん)の軌跡から、現在の富士見市誕生までの歩みを分かりやすく解説しています。
ここで特に大注目なのが、私たちの身近な鶴瀬の街が、あの国民的漫画『釣りバカ日誌』や『係長 島耕作』の作中に描かれているという展示です!

自分が普段利用している東上線沿線の街が、誰もが知る名作の舞台になっていたなんて、ここに来るまで知らなかったという方も多いはず。
「へえ、そうだったんだ!」という新しい発見があると、毎日通る東上線エリアがもっと愛おしく、好きになりますよね。
週末は家族みんなで大にぎわい! 特産品お買い物と昔懐かしい体験イベント
資料館を出て旧金子家住宅前の広場へ向かうと、そこは地域の人々が集う温かい交流の場となっています。

敷地内には、地元富士見市の特産品や名物が並ぶ地域交流施設「ちょっ蔵(くら)」があり、ここだけのお買い物を楽しめます。

広場にはコマやけん玉、竹馬といった昔懐かしいおもちゃが用意されており、こどもたちが夢中になって遊ぶ元気な声が響いています。

さらに、土日祝日には大人もこどもも気軽に参加できる「ちょこっと体験」などのイベントが目白押し。取材に訪れた日には事前予約制の「じゃがいも掘り体験」などが開催されていました。
園内には本物の田んぼや畑があちこちにあるので、収穫期にはたくさんの家族連れの笑顔であふれかえるんだろうな、と想像が膨らみます。
また、土日祝日にはボランティアスタッフによるガイドツアーも実施中。(猛暑の日などはお休みになります)富士見市の歴史に詳しいガイドさんのディープな解説を聞きながら回れば、公園の魅力が何倍にも深まりますよ。

東上線に乗って、ぜひ今週末、ステキな歴史旅へ出かけてみませんか?
富士見市立難波田城公園
住所:埼玉県富士見市大字下南畑568番地1
アクセス:鶴瀬駅駅東口 → バス利用、富士見高校入口下車徒歩約12分
志木駅駅東口 → バス利用、難波田城公園南口徒歩約7分/興禅寺入口徒歩約5分/下南畑徒歩約13分
TEL:049-253-4664
営業時間:難波田城公園 09:00-18:00(4月1日~9月30日) 09:00-17:00(10月1日~3月31日)
難波田城資料館・古民家 09:00-17:00
定休日:難波田城公園 なし
難波田城資料館・古民家 月曜日(祝日を除く) 祝日の翌日(土曜・日曜、祝日を除く)、年末年始(12月29日~1月3日)
駐車場:あり (50台 無料)























