私にとってはなじみのあるフィリピンの味。
実家の香りを忘れかけた忙殺の日々に、その温かな家庭の味を味わう機会は減りましたが、志木市の一角に、偶然フィリピン料理の店を見つけました。
その名も「INATO Philippine Dining & Mini Shop」。
この感慨深い出会いに感動すら覚え、仕事の昼休憩にランチと称して訪れましたので、みなさんにもご紹介します!
目印は大きなフィリピン国旗の描かれた看板!
場所は、志木駅東口からバスで15分程度で着く中宗岡エリアに位置しています。
あきはね通り沿いに面している、親しみやすそうな小さなお店です。
以前車で通りかかった時はイタリア料理店だったような気がするな…とふとよぎりましたが、新しくオープンしたのでしょう。
さっそくGoogle で調べたところ、Googleマップでのレビューコメントがとても良く、いてもたってもいられず、その日のうちにランチタイムに突撃しました。
事前情報で駐車場は1台分しかないとインプット済みでした。タイミングによっては近くのコインパーキングに停めようと思っていたところ、今回は遅めの時間だったこともあり、お店の前にある専用駐車場を利用することができました。
店前面には小さなテラスもあり、外で食べることもできそうです。
カラカラ…を引き戸を開けて中に入ると、店内はアットホームな雰囲気が漂っていました。
カウンター5席に、4人用テーブル席と2人用テーブル席がある、こじんまりとしたお店ですが、店のいたる所に南国風のインテリアが施されていたり、Barのような雰囲気のある良い空間です。
メニューはDAILY SET (Lunch & Dinner) の他、一品料理やデザートがあり、ドリンクメニューも豊富ですね。
デザートのハロハロやレチェフランは私も大好き!
次回来た時に必ず頼もう、と心に刻みつつ…今回はおかず2品にライスとスープがつくという、日替わりランチにしました。
再会したフィリピン料理のなつかしの味
「今日のメニューは何ですか?」と聞くと、「フィッシュフィレとルンピアですよ。ルンピアはフィリピンの春巻きです」と店員さんが爽やかに答えてくれました。
カウンターには、本日のランチメニューに出る主菜、副菜がすでに準備されています。
どちらも見覚えがあったので、実家で食べたことがある料理が今ここで食べられるなんて…!と、内心とてもワクワクしていることは否めません。
そして出てきたランチはこちらです!
初見、「懐かしい!」の一言が飛び出しました。
実家の料理と勘違いしそうなほどの香り、そして味。シンプル、それ故に豪華であるとは言い難いけれども、これこそフィリピンの一般家庭料理だと、口に運ぶたびに懐かしい感情を呼び覚ましてくれます。
付け合わせのスープは「ミソァ」というようです。知っている味なのに知らない名前で、新鮮に感じます。
ランチを食べながら店員さんとおしゃべりしていると、さらに興味深い話がでてきました。
というのも、毎週土曜日には時間制の食べ放題が開催されるというのです。
シェフも来て、たくさんのフィリピン料理を奮うスペシャルな曜日だそうで、常連客もそうでないお客さんも賑やかに過ごすんだと聞き、ぜひ私も参加したくなりました。
「これはオマケ」
とつけてくれたデザートは「ブコ・パンダン」というフィリピンでポピュラーなスイーツ!
鮮やかな緑色が特徴的ですが、パンダンリーフとココナッツ、練乳が入った甘いデザートなんですよ。
店内奥にはミニショップも
カウンターでランチを終えた後、お店の奥にあるミニショップにも足を運んでみました。小規模ではありますが、品揃えはなかなか良く普段手に入らないフィリピン料理のシーズニングであったり、美容品が販売されていました。
ビッグサイズな紫芋のペーストも!日本ではあまりみかけません。
なつかしい食材などをいくつか購入し、また来てね〜と気さくに話してくれた店員さんともそろそろお別れです。
そういえば、玄関近くにフィリピン産のバナナやジュースもありました。バナナは現地人御用達の短めバナナ。近いうちにこのバナナを使った料理を作りたいですね。
アラサーの心を満たしたランチタイム。
昔懐かしの味を堪能したい方はもちろん、普段アジア料理になじみのない方や、フィリピン料理ってどんなものがあるの?とイメージがつかない方でも、おすすめしたいフィリピン料理店です!
ぜひみなさんも、フィリピンの家庭料理を堪能してみてくださいね!
INATO Philippine Dining & Mini Shop
住所:埼玉県志木市中宗岡3丁目11−13 1F
アクセス:東武東上線「志木駅」から国際興業バス「中宗岡」バス停で徒歩約1分
営業時間:火曜日〜土曜日 11:30~21:30
日曜日・祝日 11:30~20:00
定休日:月曜日、第1・第2日曜日