気軽に行ける広い屋内遊び場が近所にあると、パパ・ママは本当に助かりますよね！
和光市には、未就学児のいる親子が利用できる、遊び場のある支援センターが5ヶ所あります。そのうちの1つである「南子育て世代包括支援センター（以下、南支援センター）」は、私自身が大変長らくお世話になっている場所です。
今回は、この南支援センターをご紹介します。
南支援センターはどんな場所？
和光市の南に位置し、バスで行く場合は市内循環バス南コースの「第三中学校」停留所より徒歩1分です。駐車場と駐輪場も利用できます。
また、和光市民のみに限らずどなたでも利用可能です。予約も必要ありませんが、日によってはイベントなどにより一般開所していないこともあるので、事前にHPを確認してから行かれることをおすすめします。
南支援センターは「和光市みなみ保育園」と同じ建物の中にあり、この建物の2Fのフロアにあります。
中に入ったら、脱いだ靴は持参したビニール袋などに入れて2Fのフロアまで持って上がりましょう。荷物用の棚が広場にあるので、利用中はそこに置いておけますよ。
玄関はこんな感じです。右手にエレベーター、左奥の階段からも行けます（2F入口には転落防止の扉が設置してあります）。
見てください、この広さ！とても開放感がありますよね。就学前の子どもが自由に動いて遊んでも十分余裕のある広さです。特に、雨の日・暑い日・寒い日などはこういう場所があると本当に助かります。
赤ちゃん専用の畳のお部屋もあります。大きな子たちが遊ぶ場所とはある程度分かれているので、赤ちゃん連れの方にも安心なのではないでしょうか。
本当にいつもピカピカなのです。施設もおもちゃも使い込まれているとは思うのですが、いつも清潔が保たれ、大切に使われていることが伝わってきます。
これは職員の方による手作りのダンボールカーで、ずっと昔から人気No.1のおもちゃだそう。4歳半の娘でもまだまだ入って遊べる大きさで、とても頑丈です。
他にも、職員やボランティアの方による手作りのおもちゃがたくさんあります。
おままごとコーナー、絵本コーナーなども充実しています。
施設内に掲示されているイベント情報や、市内の幼稚園・病院・おすすめスポットの情報などは、子育て世代にとってはありがたい情報源です。
イベントたくさん！親が受けられる講座も充実
南支援センターではイベントも多く行われています。「おかいものごっこ」「感触遊び」など子どもがメインのイベントはもちろん、親が受けられる講座も多くあり、「ここに来るパパやママに講師などをお願いすることも多いんですよ」と施設長の大内さんが話されていました。
パパ・ママとの何気ない会話から、例えばリトミックやヨガ、歯科衛生士や睡眠コンサルタントによる講座などが生まれたりしているそうです。
大内さんのお話しの中には、何度も「つながり」といったキーワードが登場していたのが印象的でした。
たくさんの親子の成長を見守り、輪を広げていく
和光市は転出入者が多く、他の都道府県や外国から引っ越してきた方も多いそうです。そういう親子と出会えることや、いろんな場所の話を聞けることが楽しいと話されていました。
そんな中で「つながり」が生まれて輪が広がっていくこと、そしてそれが循環していくのを感じることが楽しい、とも。
また、「妊婦さんのお腹の中にいた赤ちゃんが、生まれてから小学校に入学するまでを見守って、その後中学生になってボランティアに来てくれたり…といった子どもたちの成長をパパ・ママと共有できることが嬉しい」とも話されていました。
独りで子育てをさせない、気軽に来てもらえる場所へ
この場所のコンセプトは「親子にとってもう1つのお家のような、ほっとできる、育ち合える場所」だそうです。
そのために大切にしていることは「気軽に来てもらえるような場所づくりをすること」。まるで近所の公園のように、毎日でもフラッと気軽に行けて、おしゃべりも、遊びも、相談もできる…そんなイメージが理想だと話されていました。
また、和光市で子育てする人が「独りにならない」よう、チャンスを逃さないように気を配られています。
例えば、妊娠届出時からの継続的な支援をしたり、多胎児家族の方の交流会では、双子のうち片方の子が体調不良になり行けなくなった…等のケースに対応するためにZOOMでの参加をできるようにしたりするなど、さまざまな工夫をされているそうです。
「悩み相談に対しても、それぞれの家庭に合った支援策を考える必要があります。そのためにも、面談をする場合は初回が大切だと考えています。もしその状態で『合わない』と思われて、来所されなくなったらその後のフォローが難しくなってしまうので」とも話されていました。
どんな時も優しく受け止めてくれる、頼もしい場所
「パパ・ママたちとはもちろん、地域の方や他の福祉機関ともみんなでつながっていたい。それが目指す形です」と話してくださった大内さん。
そんな想いがこの施設全体ににじみ出ているから、ここはとても居心地が良いのだなぁということが、改めてわかりました。だからこそ、私をはじめ多くの人たちがこの場所のことが大好きで、つい行きたくなってしまうんですよね。
子育て中のなんだか元気のない日、うれしい日、お天気の悪い日、なんでもない日…いつでもフラッと行ける、受け入れてくれる場所があるということ。そんな、寄り添ってくれる存在が近くにあるということに、私自身もいつも助けられています。
和光市南子育て世代包括支援センター
住所：埼玉県和光市南2-3-3 2F
アクセス：東武東上線「和光市駅」から市内循環バス南コースに乗車、「第三中学校」停留所より徒歩1分
TEL：048-450-4642
開所時間： 9：00-11：30、13：00-16：00（11：30-13：00までは館内消毒のため入館不可）、相談業務 9：00-17：00
閉所日：日曜日、祝日、年末年始
