新座は有名な「平林寺」をはじめとし、お寺や神社がとても多い町です。
その中でも氷川神社の数は3つあります。
初詣でとても人の集まる入り口の可愛い「大和田氷川神社」。
御朱印が有名で県外から訪れる人も多い「馬場氷川神社」。
そして、今回ご紹介させていただく「野火止氷川神社」です。
全部ご紹介したいと思いますので第一弾としてお付き合いいただけたらとおもいます。
川越街道から近いのに静かに佇む神聖な神社
川越街道は新座の中でも大きい通りで昼夜問わず車が多く、にぎやかな場所になります。
しかし、こちらの氷川神社はそんな川越街道からそんなに離れていないのに、不思議と鳥居をくぐれば静かで落ち着く雰囲気に包まれています。
周りは緑に囲まれていて深呼吸がしたくなりました。
まず最初にお参りをしてから写真を撮らせ頂いたのですが、お賽銭箱のところにお参りの仕方がしっかりと書いてあってとっても親切でした。
「野火止氷川神社」は1953年(承応2年)に、川越藩主松平信綱公が創建したといわれています。
それ以来、村の守り神として祀られ子孫代々五穀豊穣天下泰平のお祭りがここで行われてきたそうです。
今もこの辺りでは土地神様として有名です。
市指定有形民俗文化財を見学しながらお参りができます
野火止氷川神社には市指定有形民俗文化財である「神社の力石」があります。
こちらの3つの石は昔、若者たちの力競べに使われた重石で、その石には持ち上げたと思われる人名や、力比べが行われていたであろう年号などが刻まれていて、石の歴史を知ることができます。
※力石を持ち上げる行為は怪我や文化財の損傷につながるためお控えください。
力石の反対側には手水舎があります。
龍の口から竹を伝った水で手を洗うことできるようになっています。
以前は水が溜まっていて杓子は置いてあったので感染症対策でこういう形になったと思われます。
愛嬌ある狛犬がお出迎え。ご挨拶は忘れずに
拝殿の前では二匹の狛犬がお出迎えしてくれます。
向かって左側の狛犬さん。
向かって右側の狛犬さん。
「野火止氷川神社」では片方が口を閉じ、片方が空いている阿吽の狛犬です。
表情は頑張ってお仕事をしている感じの愛嬌のあるお顔でした。
狛犬は拝殿に悪いものが近寄らないように守ってくれています。
お参りの前に狛犬たちにも挨拶をしてあげるといいとされているので、ぜひ撫でてあげてください。
撫でることは知らなかったので次は撫でてご挨拶をさせていただきます。
隠れた場所にもう一つの神社
拝殿の右側、絵馬掛けの近くに細い道があります。
こちらの道の先には山積神社という神社があります。
こちらは大山祇神が祀られていて、氷川神社の中では珍しいそうです。
隠れた場所にありますが、野火止氷川神社にきた際にはぜひ、こちらにもお参りをしていってくださいね。
御朱印をもらう時にはご注意!各申し込みは宮司宅へ
この神社には公園があり、お散歩や子どもたちの憩いの場としても大活躍しています。
緑が多く、日差しも入りずらいので休憩にはぴったりの雰囲気でした。
その公園の左側の建物が、本来なら御朱印やお守りを頂いたり、七五三などの申し込みをする建物のようですが入り口には張り紙が。
宮司さんのご自宅の住所が記載されています。
こちらでは貰えないので直接ご訪問しなければいけません。
場所はファミリーマート市役所通り店の向かい側なのでそんなに遠くないですよ。
こちらの神社には駐車場も完備されています。
車でも行きやすいのでぜひ、野火止氷川神社へ行ってみてくださいね。
野火止氷川神社
住所:埼玉県新座市野火止8-4-7
電話番号:048-478-3498
祭神:素戔嗚尊
アクセス:JR武蔵野線「新座」駅 徒歩20分
駐車場:有(無料)